気づけば北京生活も1年9カ月。

北京に来る前は食の安全など日本で聞く悪いレピュテーションに惑わされ、

一体何を買って持っていけばいいか、頭を悩ませていました。

間もなく新しい年度で異動も多い時期かと思い、

これから北京あるいは中国で生活を始められる方の参考になればと書いてみます。

中国生活が長くて現地化している方と、中国に来て間もない方との

ちょうど中間に位置する私だからアドバイスできることもあるかなと思ってます。

 

私たちは夫婦2人暮らしで、二人とも特にこだわりがない、ずぼら夫婦と言えます。

海外生活も3カ国目で、細かいことは気にしない、そんな鈍感力を備えた二人です。

そういう観点で読んでいただければ幸いです。

 

まず、調味料。

 

ジャーン。

我が家のラインナップはざっとこんな感じです。並べてみると、なんと全て中国産でしたビックリマーク

私たちのずぼら感覚では日本産との味に大差なく感じました。

(写真左から、オイスターソース、ごま油、本みりん、料理酒、有機米酢、醤油、卓上醤油)

他にも、塩、砂糖、黒砂糖、コショウ、味の素も全て現地調達ですニコ

 

参考までに、きめ細やかなご家庭の駐在妻さんが日本から買ってきた商品を

見せてもらったのですが、我にとっては驚愕でしたあせる

オリーブオイル、ポッカレモン、塩コショウ、砂糖、ホットケーキミックス、小麦粉、

ベーキングパウダー、マヨネーズ、ケチャップ、などなど。

どれも現地調達できるものなので、何だかお疲れさまとしか言いようのない気分でした。

お子さんがいる家庭だったり事情があるのかもしれないので、

何がいいか一概には言えないですが。

 

以前、日本からカップ焼きそばUFOを帰国の度、大量購入してきて、

週4回はUFOを食べているという駐在員の方にお会いし、

日本食(しかもインスタント)への執着はいかほどかと、半ば呆れもしたのですが、

砂糖も塩も醤油も日本から購入してくる駐在員(妻)は多いと聞きます。

私のずぼら感覚では、ハイレベル過ぎて到底想像もできないですショック

帰国の度にそんなに爆買いする体力と気力はないし、

考えるのも無駄なストレスだと思います。

なるべくストレスを感じずに中国生活を送りたいです。

 

コツは、高級品を求めないことですひらめき電球

「成城石井のアレじゃなきゃ」とか「柔軟剤はこれじゃなきゃ」という人は

苦労の連続と思います。どうしても譲れないお気に入りのものは、数点に絞りましょう。

主食の米さえも日本からの輸入コシヒカリが流通してきているので、

毎回買ってくる必要は感じなくなりました(現地の有機コシヒカリも美味しいですよ)。

何なら焼きそばもうどんも、こっちで手に入るものをアレンジしています。

こだわりを極力捨てることでストレスから解放されます。

海外生活の長い方でも、かいわれ大根の種を持ってきて自家栽培されてる方はいました。

こちらでカイワレ大根、見たことないですからね。これは面白いと思いました合格

ちなみに、我が家は時たま、豆苗で代用。

むしろ面倒くさいので、カイワレ載せる習慣を脳内から消しました(笑)

 

だし入り味噌もマルコメのがあるし、納豆も西尾納豆というのが販売されてる

(冷凍ですが、解凍しても成分も味も全く変わりません)。

ポカリもコンビニに売ってる。大塚製薬さまさまです(ちなみにリポビタンDも売ってます)。

だいたい日本メーカーが出してるのを買えば間違いないです。

でもお菓子類、特に和菓子は入手困難なので、

お気に入りのお饅頭と餅、団子は冷凍しています。

羊羹が無性に食べたくなっても、近くの商店にないのでネットで購入。

麦茶は日本製のが探せば手に入ります。

近所の日本食をちょこまか売ってるような商店をはしごするより、

ネットで入手した方が賢いです。

上海近郊には日本食を扱う店舗数が北京の比にならないほどあるようで、

そちらから取り寄せた方が安いし労力が省けます。

なので、なるべく早い段階で銀行口座を作り、ネットで購入出来るようになっておくことです。

(中国商工銀行では30分で口座開設できました。言葉の問題があるなら、

誰かに手伝ってもらって何としても開設しましょう。買い物のストレスが半減します。)

 

我が家は、帰国時、焼肉のタレ、しゃぶしゃぶのタレ、和風つゆ、固形コンソメ、

そして無添加の中華だしを買い足します。あとはガムや飴などの嗜好品。

キューピーが進出してるので、マヨネーズとドレッシング、ジャムは現地産、

ケチャップもアメリカメーカーなどので対応可でした。

 

かといって、よく分からない添加物に身をさらすのも良くないと思うので、

中国人から「食べない方がいい」と言われたものは避けるようにしています。

記憶にあるのは、鶏精というガラスープの素。コレダウン

最初はウェイパー代わりに使ってましたが、体に悪いから使うなと中国人に言われ、

だし類は日本製の天然ものを使うことにしました。

「無添加・天然」のものは中国に少ないので、

そういうこだわり品だけは日本で調達してきます。

あとは油ですかね。日清のサラダオイルなら売ってますが、気のせいか、

原材料の大豆のニオイが強い気がしました(ずぼらのくせに気づいてしまったびっくり)。

コレステロール値を下げるような油とか、こだわり系は売ってないです。

質の良くないガラスープも油も、外食すれば自ずと摂取することになります。

だからこそ、自炊するときは極力いいものを使って体をいたわってあげたくなります。

 

【まとめ】 

「これは譲れない!」ってものを何点かに絞って、あとは現地調達というのが、

健康に気を使いつつもあまりストレスを溜めずに、

持続可能な中国生活を送るコツだと思っています。