ささの葉さらさら
のきばにゆれる
お星さまきらきら
きんぎん砂子✨
毎年七夕の時は三人でお願いごとをする。
絶対に叶えて欲しい願いごとを。
「おーい、雛、総司、願いごと書いたか?下げるぞ」
おにぃが玄関に飾った笹をしならせながら私達を呼んだ。
「私は書いたよ。総司は?」
「ちゃんと書いたよ。今年こそ左之兄さんが結婚出来ますようにってね」
「はっ、お前ら二人が片付くまで行けるかっつーの」
鼻で笑いながらもおにぃは嬉しそうにしている。
「左之兄さんは…プッ…雛に彼氏が立派な出来ますようにだって!あははっ!」
「おにぃ!それ余計なお世話だし!」
「雛はなんて書いたんだ?…今年も総司の健康祈願かよ。ったく…」
三枚の短冊はクルクルと風に吹かれ揺れている。
「叶うかな?」
「叶うと良いよね」
「何時かは叶うさ」
三人で空を見上げた。
遠い空の向こうにある、天の川に想いを馳せながら。