気がつけば五月五日。
今日は土方歳三の186歳の誕生日ではないですか( ゚д゚)ハッ!
お誕生日おめでとうございます\(。・∀・)<<★祝☆祝★>>(・∀・。)/
何か書きたい!
というわけで、今年も即興でSSを書きました。
素人が書くSSでございますので、興味の無い方は脱出ください。
芹沢鴨暗殺の後のお話です。
芹沢鴨暗殺のお話はこちら↓
芹沢の絶命を確認した俺は素早く前川邸へと戻った。
返り血を洗い流すために井戸へと向かう。
だが打ち付けるように降る雨が先に生臭い血を洗い流していく。
肉を断つ感触、吹き出す血の暖かさ、初めて知る感触に俺は興奮していた。
(こんな快感は初めてだ…)
もしかしたら人を殺す事に快楽を覚えたのだろうか?
俺もただの辻斬りになってしまうのではないか?
血に飢えた連中と同じになったのではないか?
そんな事を考えていると、誰かに腕を掴まれハッとした。
「土方君」
「山南さん…」
「君は堕ちてはいけないよ。君にはまだやるべき事がある」
「…わかっている」
俺は井戸から組み上げた水を頭からかぶり、残る血のりを落とした。
「これからだ…これからは近藤さんの新選組が始まる、そのために俺は鬼になると決めた」
山南さんは黙ったままコクリと頷いた。
「鬼退治されないように、私も気をつけなければ…だね」
皮肉ったような山南さんの笑みに若干の違和感を覚えたが、俺は気のせいだと軽く受け流した。
「俺は近藤さんに報告してくる。山南さんは先に休んでくれ。朝になれば居眠りも出来ないほどの騒ぎになるからな」
「あぁ…頼んだよ」
俺は山南さんと別れ、近藤さんの元へと向かった。
近藤さんは一人で本を読んでいた。
「帰ったぜ、近藤さん」
「あぁトシか…終わったのか?」
「あぁ」
「そうか…」
近藤さんも俺も、それ以上何も言わなかった。
黙って立ち去ると、雨音に混じり近藤さんの嗚咽が耳に入った。
俺は気づかぬふりをして、何事も無かったように寝床へと潜った。
(これまでは序章だった…朝になれば…)
朝になれば新たな試練が始まる。
そのために俺は鬼になる。
俺達の夢を叶えるために。