恋をした

面倒な事が多い人だったけど、そんな事はどうでもいいくらい好きになった

貴方は私を傷つけてしまう事を恐れていたけど、貴方につけられる傷なら怖くなかった

いつかお別れする日が来るって知ってたけど、それが訪れない事ばかり願ってた





ただ溺れて、ただ立ち止まっていたから…だから罰が下った





泣いて、貴方を責めて、我が儘ばっかり言って貴方を困らせた

貴方を困らせる事だけはしたくないかったのに…





でも…泣けば泣くほど頭がスッキリして、心が落ち着いてくる

自分はどうしたいのか、どうするのがいいのか

貴方が本当はどうしたいのかも、ようやくわかった

私達は干支も生まれ月も血液型まで同じ

嘘がつけない上に間が抜けてる似た者同士だもの

思いも迷いも全部一緒だったんだね





有難う

ひと回りも歳の違う私をただの女の子として見てくれて

有難う

何にも知らない子供な私を普通の女の子にしてくれて

有難う

私の事を『純粋で綺麗』って言ってくれた事が嬉しかった





私に恋ってものを教えてくれて有難う

戸惑う私に、それは普通だよって言ってくれた

怖くて泣いてた私に、それが当たり前よって教えてくれた

人を好きになれば、誰もが同じ想いをするんだよって

貴方がそう言ってくれたから、全部受け入れられたんだよ

秘密裏の恋だったけど、私にとっては普通の恋だった





もう一度逢えた時、今よりも極上の自分でいられるように努力する

だから貴方は大切なものが守れるくらい、離さないくらい心強くなって





ねぇ何時か





手を繋ぎ直そうよ

また並んで歩こう

そして笑い合おう

辛い恋を一緒に歩いた二人だもの

私達きっと良い戦友でいられる