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麻生みこと先生の『ことのは』です。

コミックは短編が4話収録されていいます。
どれもすごく好きなのですが、一番好きなのは一番最初の『薄様の付け文』。
あらすじは…
主人公【ことは】が書道部の先輩にひとめぼれして、書道部に入部するものの上手く自分の感情を伝える事が出来ず、先輩には『ことはに嫌われている』と思われる始末。
そのまま先輩は卒業、そして同時に中国に留学してしまいます。
ことはは先輩の心に響かなくても言葉で自分の気持ちを伝えるべきだったと思い立ち、筆書きで先輩へ手紙を送ります。
その手紙に『先輩の朱(添削)が恋しい』『先輩に添削して欲しい』と書いたものだから(本心ではある)、ことはの手紙は添削されて返って来ます。
そこからことはと先輩の手紙のやり取りが始まります。
夏は貝殻を
秋は楓に銀杏(←銀杏はよせと怒られる(笑))
冬はカイロ、それからひいた大吉のおみくじ(←大吉が出るまでひいた(笑))
そして春は桜の花びらを添えて
やがて戻ってくる手紙には先輩の朱(添削)が少なくなり…まったく添削のない返信に書き添えられていた言葉は
もう手本は必要ありません
僕の添削も必要ありません
海と書きたければ海を見て
楽と書きたければ楽しんで
書いてください
自分の言葉は無力で、彼に何一つ響かなかった…

悲しむことはの元に中国にいるはずの先輩が何故か現れて、ことはは書いたばかりの手紙を押し付けますが、この手紙の内容は知れていると怒られる始末。
そして先輩は

『この手紙の書いてやる』

『受け取れ』

ことはの先輩に自分の言葉を伝えたい、残したいという気持ちは痛いほどわかる。
自分が好きな人からもらった言葉を捨てられないように、好きだから自分も好きな人に言葉を残したいと思う。
言葉が残るのも残したいと思うのも、言葉を贈りたいのも欲しいと望むのも、結局は自分が相手を好きだからなんですよね。
ラストの部分は何度読んでも胸がギュっと痛くなる。
自分の同じ気持ちでいるから…だから心が痛くなる。

せんぱい
私の言葉は残ってますか
せんぱい
私の言葉にも力はありますか

せんぱい
お元気ですか