ううん…甘くなくったっていい。
大切で大好きな貴方に想いを伝えられるから。
大切で大好きな貴方が想いを受け止めてくれるから。
毎度毎度の事だけど、プレゼントを渡す瞬間は緊張してしまう。
赤くなった顔を見られないように俯き加減で、ギクシャクしながらプレゼントを手渡す私を見て貴方は笑う。
『いつまで経っても慣れねぇな…お前は』
ますます顔を上げられずにいる私の頭を、ポンポンと軽く叩く貴方。
ポツリと「そこが面白いんだかな」と呟いた気がしたけど、良く聞こえない。
自分の心臓の音の方が大きすぎて、全然聞こえない。
バレンタインのプレゼントは大切な貴方へ。
そして貴方の大切な女へも。
一瞬戸惑った顔をして…そして優しい笑顔になる。
私が震えを我慢しているのも、涙を我慢しているのも、この人にはお見通しなんだ。
「…ありがとう。みちるも喜ぶ。【小さな妖精さん】からのチョコを預かってきてくれって煩くてかなわねぇ…」
大きな手が私の髪に触れる。
少し煙草の匂いがする指が、私の髪をくしゃくしゃを撫でる。
大好き。
大好きです。
貴方だけが好きなんです。
伝えても伝えても足りないくらい好きなんです。
そんな貴方がくれる言葉は甘くて…まるで極上のSweetsみたい。
2月14日はBITTERのちSWEET

最初はほろ苦くて、その後は甘い甘い、今日はValentine's day