おひさまとたんぽぽ | ethlinの煩悩毛だらけ

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煩悩さらけ出し日記

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++ ほのぼのお題 ++

01.おひさま  06.そら  11.手紙  16.ひみつ
02.プレゼント  07.指きり  12.大好き  17.なかよし
03.きらきら  08.もう一回  13.おはなし  18.あったかい
04.おねむ  09.公園  14.キレイだね  19.いろとりどり
05.手をつないで  10.みずたまり  15.笑顔  20.またね






今回は嫁妄想にてお送りいたします。


ただいま男女10人で暮らしている土方家。


なりゆきは 沙雪 さんのブログにて展開の『兄の結婚と僕』をご覧ください。


家族構成など設定はこちら の冒頭を参照の事。












「総司さん、沙雪ちゃん、行ってらっしゃい。」


「はい、お義姉さん行ってきます。」


「沙雪、いちいちethlin義姉さんに返事なんかしなくていいよ。」


「もう、総司君!出かける時はちゃんと『行ってきます』の挨拶をする!基本でしょ。」


「あっ…ううん。沙雪ちゃん、全然気にしてないから。」


大っ嫌いな歳三兄さんの嫁であるethlin義姉さん。


ちょっと嫌味を言えばオロオロするし、一言言い返しただけで青くなったり赤くなったり…とにかくからかい甲斐がある人だ。


10人も入る家族のうち誰かが出かける度に、義姉さんはこうやってご丁寧に玄関まで見送りにくる。


(放っておいてくれないかな。正直目障りなんだ…なんて言ったら、義姉さんどんな顔するだろうね?)


こみ上げる黒い笑みを押さえながら義姉さんの方に目をやると、ニコニコと笑う義姉さんと目があった。


「何がそんなに可笑しいの?」


「えっ?」


「僕の顔見て笑ってるじゃないか。そっか…」


邪魔な人間が出かけるもんね。義姉さんホッとしてるんだ。


そんな嫌味を言おうとした。


だか、僕が台詞を口にする前に、ethlin義姉さんの能天気な声が玄関に響いた。


「総司さん!今日は本当にいい天気ですね!」


「…はぁ?」


「絶好のお出かけ日和です。」


「だから?」


冷たく言い放つものの、義姉さんの顔は相変わらず笑ったままだった。


「総司さん、お天気のいい日の方が体の調子がいいでしょ?だから今日は晴れないかな~ってずっと思ってたんです。」


「それで?」


(何が言いたいのかな?この人は…。)


「大切な話じゃなさそうだね。沙雪、行こう。」


義姉さんに背を向け玄関のドアノブに手をかけたその時、


「総司さんは、おひさまの光が似合いますね。だから総司さんがお出かけする日が晴れていると、私…なんだか嬉しくなるんです。」


「………。」


「総司さんって植物に例えたら…えっと…たんぽぽ!黄色いたんぽぽみたいです。たんぽぽって陽だまりが似合うじゃないですか。それに小さな太陽みたいでかわいい…」


「沙雪、行くよ!」


沙雪の手を取り、義姉さんの言葉を遮るように急ぎ足で玄関を飛び出した。











「総司君、痛いよ。もう少しゆっくり歩いて。それに発作が出たら…困るよ。」


沙雪に声をかけられ、ハッとなり立ち止まる。


「総司君、なんでいつもお義姉さんに冷たい口調で話かけるの?」


「なんでって、クス…決まってるじゃないか、嫌いだからだよ。最初に会った時から気に入らない。オドオドしてお節介で兄さんみたいに口うるさくて…」


「じゃあ、なんでそんなに真っ赤な顔してるの?」


「なんだって?」


「総司君、顔赤いよ。お義姉さんに言われた事…本当は嬉しかったんじゃないの?」


全身がカッと熱くなった。


「おひさまが似合うとか、タンポポみたいとか言われた事が?子供じゃあるまいし…馬鹿馬鹿しい。」


そんな事あるわけない。


僕は義姉さんが嫌いだ。


義姉さんだって僕の事が嫌いなハズだ。


「お義姉さんね…総司君が笑ってる顔見て『陽だまりに咲くたんぽぽみたい』って言ってた。『総司さんのおひさまは沙雪ちゃんなんだね。だから総司さんは、沙雪ちゃんを選んだんだね』って言われて…私、すご嬉しかった。お義姉さんね、けっこう総司君の事見てるよ。総司君の事嫌いじゃないと思う。」


何も答えない僕の手を取り、沙雪はゆっくりと歩き出した。


「今日は絶好のお出かけ日和!たくさん笑って、たくさん楽しもうね!」


「そうだね。沙雪…たくさんの笑顔を見せて。君は僕のおひさまなんだから…だから、その笑顔で僕を照らして。」


「うん!総司君もたくさん笑ってね。そしたら私もたくさん笑えるから。」


沙雪は満面の笑みを浮かべ、僕の手を強く握りしめた。


「それから、いつもお世話になってるお義姉さんにお土産買って帰ろうよ。それで仲直り…ね?」


「そうだね…お土産か…毎日世話になってる義姉さんのために丹念に選ばないとね…クス。」


僕は沙雪の手を引き、前へ歩き出した。


沙雪、君が僕のおひさまならば、僕は陽だまりに咲くタンポポになろう。


君が道に迷ってもちゃんと僕を見つけられるように、空に向かって咲き続けるから。











その夜、私と総司君は『お義姉さんのために選んだお土産』を手に家に帰った。


と言っても、私がお手洗いに行っている間、総司君が一人で決めてしまったから、お土産がなんなのかはよくわからない。


お義兄さんと食後のお茶を飲んでいたお義姉さんは、嬉しそうに総司君からお土産を受け取った。


「総司君、そう言えばお義姉さんへのお土産って何にしたの?」


「義姉さんへのお土産だったら、クス…口にするものが一番喜ぶに決まってるじゃないか。」


お土産の包みを開けるお義姉さんの顔を眺める総司君の笑顔を見て、私は全てを覚った。


次の瞬間、リビングに響き渡るお義姉さんの絶叫。


続いて響くお義兄さんの怒鳴り声。


リビングの床をゴロゴロと小さな瓶が転がっていく。


「あれぇ~お義姉さん、どうしたんですかぁ~あぁあぁあぁぁ~!!!」


続いてあさぎ義姉さんののんびりした声が、突然叫び声に変わり


「あさぎお義姉さん、どうしたの?もう!瓶を床に転がしておいたら危ないですよぉ……嫌だーーー!!!」


拾い上げた瓶のラベルを見たゆすらちゃんは即効投げ捨てた。


そして私の足元へと、小さな小瓶が転がってくる。


「何?これ……ぃぃぃぃぃぃいやーーー!!!」


その小瓶に描かれていたイラストを見て、私も絶叫した。


「嫌だな~毎日家事に追われている義姉さんがバテないようにって、栄養のあるものを選んできたのにな~。」


「てめぇ…こんなもんこいつに渡したらこうなる事くらい…最初からわかってるじゃねぇか!」


土方家恒例、歳三義兄さんと総司君の一触即発状態。


お義姉さんは半泣き顔でオロオロしてる。


こうなったら私が死ぬ気で二人を止めるしかない。


私は震える手を握り締め、覚悟を決めた。


そして二人の間に割り込もうとしたその時


「たっだいま~いや~ひっさしぶりにジムで汗かいたぜ!あっ?みんなどうしたんだ?珍妙な顔して…もしかして俺の分の飯残ってないとか?違う?ちゃんと用意してある?…ん?おっ!マ〇シドリンクじゃねぇか!!どうせ誰も飲まねぇんだろ?滋養強壮!俺様の明日の筋肉のために一本いただくぜ。」


凍りついたこの空気を読めない新八お義兄さんが現れ、あっという間に問題のマム〇ドリンクを飲み干してしまった。


「…しっ…新八さん…サイテー(。>0<。)!!そんなもの…そんなもの飲むなんて…もう口利きたくないし、洗濯物も洗いたくないぃぃぃーーー!!!」


「あわわわわ…新八さんがニョロニョロドリンクを飲んじゃったですよぉぉぉ((>д<))ーーー!!!」


「飲んだんですか?全部?本当に…?やだ~新八義兄さん気持ち悪いぃぃぃーーー(((゜д゜;)))!!!」


「新八お義兄さーーーん!!!そんな瓶テーブルに置いちゃ嫌だーーー!!!テーブルがにょろで汚染されるーーー(x_x;)!!!」


空気が読めなかった新八お義兄さんは、土方家の4人のお嫁さん全員から『一週間口利かない刑』に処されたのでした。











線(花)線(花)線(花)線(花)線(花)線(花)線(花)線(花)線(花)線(花)線(花)線(花)線(花)線(花)



私の中の沖田さんのイメージ


ブログ内で何度か書いていますが、私の中にある中の一つは『陽だまり』のイメージ。


他にも『月夜』ってイメージもあるんだけど、沖田さんには『陽だまり』が似合うと思っています。


たぶん最初は『月夜』の少し暗いイメージなんだけど、いろんな事が昇華されて最期は『陽だまり』に行き着いて欲しいと願ってるのかな?


誰もがいずれ迎える最期の時を、沖田さんには温かいな陽だまりの中で迎えて欲しいと…そう思ってるのかな?


だからこのお題は、最初から沖田さんのお話にしようと思った。






そして私はへモザイクがだいっきらい。


虚弱体質でもいい…たくましく育って欲しい…。


一生マピーシのお世話にはなりたくありません。


日赤救急救命の教科書に、毒ピービに咬まれた時の応急処置の仕方が載ってましたが、私…挿絵のピービが見たくなくて、白い紙を不自然な感じに貼り付けました。


明らかにソコに何かがある感じ全開500%。


なおさら怖くなりました(苦笑)


まだ教本は家のどこかにあります。


ちなみに土方家で、この騒ぎは二回目です。


一回目はお土産のハピー酒が原因でした。