冬の桜 大志を抱く | ethlinの煩悩毛だらけ

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煩悩さらけ出し日記

ちょいと早めに考える2011年の目標 (ざっくりでいいですよ) ブログネタ:ちょいと早めに考える2011年の目標 (ざっくりでいいですよ) 参加中
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色々と課題は多いのですが…とりあえず『仕事を頑張ろう』かな?

今回のお歳暮は自分の中で相当しんどかったけど、いろんな人に助けてもらって何とかやりこなせた。

自分の力も、している事も、本当に微力だけど…少しだけ仕事に自信が持てた。

また来年この仕事に携わるのなら、今年以上に頑張ろうって思った。

このくらいしか出来ないけど、こんな事しかできないけど、それでも誰かが私を頼りにしてくれて、助かると思ってくれるのなら、私はそれでいい。

心からそう思えた。










ここから嫁妄想幕末編スタートです。

嫁妄想は字のごとく『好きな人の嫁』になった完全自己満足な妄想です。

苦手な方はここで脱出してください非常口

今回も屯所に押しかけて来て半年近く経った頃、ethlinは小姓もどき嫁未満で過ごしています。


遠き月を見て我のぞむ ~ 下弦の月 ~ のほんの数日後のお話です。


今回はブロ友の沙雪さんにご出演いただいています。


だって沙雪さんは沖田さんの嫁として、一緒に屯所にいるから。






筆茶筆茶筆茶筆茶筆茶筆茶筆茶筆茶






慌しく一年が過ぎ、今年もあと数日で終ろうとしている。

「毎年毎年…仕事が終らねぇ…」

春頃から小姓もどきのethlinが来てからは幾らかはマシになったと思うが、それでも終らねぇもんは終らねぇ。

「…茶でも頼むか」

師走に入ってからほとんど休み無く働きつくしたethlinには、今日一日休みを与えていた。

休みと言っても普通の娘のように遊びに行くわけでもなく、屯所の掃除をしたり、暇を持て余した幹部連中と楽しそうに話をしているのがほとんどだ。

(源さんの部屋で肩もみか、近藤さんか山南さんの部屋で読書中…今日は総司が巡察に出かけているな。沙雪と一緒に部屋にいるかもしれねぇ)

ethlinの部屋に近づくと、ethlinと沙雪の楽しそうにはしゃぐ声が聞こえてきた。

「沙雪ちゃんの来年の目標ってコレ?え~もう達成してるよ~」

「そんな事ないよ。まだまだ足りないと思うし…。それよりethlinちゃんの目標はほぼ達成じゃない?毎日すごく頑張っているもん」

「全然だよ。いつも『お前は馬鹿か!?』って怒鳴られてるし…。あっ!でもでも、お茶を入れるのだけは自信あるよ。土方さんに『お前の入れる茶は美味いな』って褒められた事あるもん」

どうやら二人は来年の目標について話合っているらしい。

「ethlin、俺だ。入っていいか?」

部屋の前で声をかけると、中でガサガサと紙の音が聞こえた。

「ダメです。ちょと待ってください。…まだ…まだ開けちゃダメですよ!!」

やがて部屋がシーンと静まり返り、ethlinが顔を出した。

「お待たせしました。テヘ…ちょっと部屋を散らかしていました」

そう言って笑ったethlinの顔のあちこちには、墨がべったりとついている。

中でかしこまって座る沙雪も、手や腕に墨をつけていた。

「ククッ…お前の部屋が散らかっているのはいつもの事だろうが。どうやら二人で来年の抱負を紙に書いていたみてぇだな。しかしお前ら二人揃って墨だらけじゃねぇか。ふっ…そこまで気合の入った抱負なら、二人ともさぞかしでっけぇ事を目標に掲げたんなんだろうな?」

からかうように笑いかけると、沙雪が興奮気味に声を荒げる。

「私は本当にささやかな事ですけど、ethlinちゃんのはホントすごいですよ!!」

「ふん…なら忘れず叶えられるように壁に貼っとけ。毎日毎日それを眺めて、あとどのくらい足りねぇのか、どのくらい努力が必要なのか、考えながら過ごせ」

途端ethlinがぎょっとした顔で俺を見た。

「はっ…貼るんですか?部屋に?コレを?貼ったらみんなに見られて恥かしいじゃないですか!?嫌です。絶対に嫌です!!」

「人に見られて恥かしいような抱負じゃねぇだろ?」

少し立ち聞きした内容では、ethlinの来年の抱負は俺が絡んでいるようだが、おそらく仕事に関する事だろう。

だったら、人に見られて恥かしい事なんざ一つもねぇと思うが…。

「ダメです!達成出来なかったら恥かしいし…それに…それに私には大きすぎるかなって…そう思うし…」

自信無さ気に呟くethlinに、沙雪が「大丈夫だよ!」と肩を叩く。

「ethlinちゃんはすごく頑張り屋さんだし、きっと…ううん!絶対に出来るって!!」

「そうだ、ethlinやる前から諦めるんじゃねぇ!目標はでけぇ方がいいに決まってる。その方が毎日頑張れるだろうが。お前は俺がどんなに厳しくしても、ちゃんとついて来てる。お前なら出来る」

ethlinは顔を上げ、満面の笑みを浮かべた。

「そうか…そうですね。目標は大きい方が頑張りがいもあるし、やりがいもありますよね。えへへ、土方さんに『お前なら出来る』って言われたら、本当に出来る気がしてきました」

(本当にこいつは単純極まりねぇな…可笑しすぎて笑いがこみ上げてくるぜ。まぁ…それがこいつのいいところではあるがな)

「だからその志を忘れないように部屋に貼っとけって言ってるだろが。どうせ…紙から文字がはみ出るくらいの勢いで書いたんだろ?勢いがあっていいじゃねぇか」

クスクスと笑いかけると、恥かしそうに文机の上に伏せられた紙をチラリと見た。

うつ伏せたまま紙を手に取り、俺には見えないように折りたたんでそっと懐にしまった。

「もし…もし叶ったら土方さんに一番に教えます。絶対に叶えたいから…だから今は秘密にしておきたいんです」

こいつがそこまでして達成したい目標っていうのは、いったいなんなんだ?

「…わかった。じゃあ俺はお前の目標が達成出来る時を楽しみにしている。頑張れよ」

頭をポンポンと軽く撫でると「はい!」と元気のいい声が返ってきた。

「あっ…もしかしたら土方さん、何か急ぎの用事でしたか?」

沙雪が遠慮がちに俺に声をかけた。

「いや…急ぎじゃねぇよ。茶を頼みに来ただけだ。ついでの時でいい、ethlin頼めるか?」

「ごめんなさい…沙雪ちゃんとはしゃいでいたから全然気がつきませんでした。今すぐにお持ちします」

「いや、ついでの時でいい」

慌てる二人を俺は静かに制した。

「お前は今日一日休みだろ?自分のしたい事を優先しろ」

しかし二人は大急ぎで筆や紙を仕舞い始めた。

「だったらすぐにお茶をお持ちします。私は自分の入れたお茶が美味しいって言ってもらえる事が嬉しいんです。沙雪ちゃん、屯所にいる人達皆にお茶を入れてあげようよ。今日は寒いからとびきり熱いお茶をね」

「うん。寒い日は熱いお茶が一番のご馳走だよね」

「土方さん、部屋で待っていてください。すぐにお持ちしますから」

元気良く立ち上がり、じゃれあうように笑いながら、ethlinと沙雪は仲良く勝手場へと向かって行く。

ethlinは時折腕を上げたり、拳を握って振り回したりと何やら興奮気味だ。

(ククッ…あのちいせぇ体でどんなでっかい事をやるつもりなんだ?次の年が楽しみだな)

俺は薄く笑いを浮かべ、一人部屋へと戻って行った。