前々から書こうと思ってた『人体の不思議展』の感想です。
最初にお断りしておきます。
①今回見てきた人体標本の写真は一切載せませんが、臓物のお話が嫌いな方は気分を悪くされるかもしれないので、ご注意ください。
②はっきり言って役に立つ話じゃないです。参考にもならないです。「そんな展示物があるんだ~」くらいの気持ちで読んでください。
特に①、『人体の不思議展』に、とにかく同行したくないと言ったT嬢に(私は)あたりさわりのないと思われる感想を口にしたんですが、やっぱり少し嫌な顔されたので…。
OKな方はLet‘s スクロール
金沢市の21世紀美術館で開催された『人体の不思議展』に行ってきました。
21世紀美術館に立ち入る事が始めてだったので、入り口がよくわからず一人ウロウロ
。
中に入った感想は『美術館というより大きな複合施設』といった感じです。
図書館みたいなところあり、研修室らしきところあり、展示物も同時に3つくらいしているようです。
受付のお姉さんに会場を教えてもらって、見る前にトイレに寄ったら…迷いました。
ちょっと戻って、お姉さんの言われた通りに進むと『人体の不思議展』の受付に到着。
前売り券をちぎってもらい、中へ入りました。
中に入ると皮を剥いた人間の絵がまず三枚。
左に曲がると噂の『プラトミック』標本がずらりと並んでいます。
ちなみに『プラトミック』の言葉を教えてくれたのはT嬢です。
今初めてパンフレットを読んで「へ~」と思っているので、少し違うかもしれませんが簡単に説明します。
【プラトミック標本の作り方】
人体の水分(水・体液)と脂肪を除去するために何か薬品に漬けます。
次にシリコン液に漬けていきます。
シリコンは深部には浸透しないので、真空ポンプで気圧を徐々に下げながら、芯までシリコンを浸透させていきます(この間1ヶ月くらいかける)。
シリコン液から取り出し、表面のシリコンをふき取って、また時間をかけて乾燥させます。
プラトミック標本は水分がなく、ニオイもなく、手で簡単に扱えるという利点があるそうです。
で、初めてプラトミック標本見た感想は
「T嬢無理に連れてこなくてよかった…。これは…あれだな…自分に置き換えると『世界の爬虫類展』に連れて行かれるほど耐えられないわ
。んで、人によっては干し肉とコンビーフ食べれなくなるね…
」
たくさんの標本がワイヤーで吊るされています。
お触り禁止ですが、ケース越しでなく生で見れます。
部分と臓物の標本はケースに入れられていていました。
神経とかは色付きになってて「体の下にこんなに細かな神経がたくさんあるのか…」と感心しきり
。
で、心臓とかの臓物は半分を開いた状態で展示されてるんですが、私の正直な感想は「ケース越しじゃわからん
。手にとって舐めるように見たい」
夏休みの終わった平日でしたが結構な人で、(私が精神的に)落ち着いて見れないのもあるし、やっぱりケース越しだと角度を変えても見にくい。
あと輪切りになった標本が何体かあるんだけど、なんだか続けてみたら形が違うから「もっとじっくり見たい!!」と思いつつ、他人のおしゃべりが気になってゆっくり見れない自分が残念賞
。
脳なんか「結構綺麗に皺皺なんだ…」
脳を見ながら「錦野旦が替え歌で『病院で脳の検査してもらったら前頭葉がスカスカで、チンパンジーの脳に似ています』って先生に言われたって歌ってたな。自分の脳はどのくらい皺皺なんだろ…」って思った。
あとね!標本は断然男の人ばっかなんです。
なんでだろ?
女の人の標本は1体か2体くらいだけで、笑えたのが…胸がね…たぶん脂肪なんだろうな、少し皺の入った白い物体が後付けされてて、なんだか変だった。
本物の脂肪を標本にしたのか、シリコンで作った物体なのかが気になるところです。
あとは定番の『喫煙者の肺』がありました。
確かに黒いけど…私は喫煙者を糾弾するつもりはないので…まぁ…ノーコメント
。
灰で黒くなってるんだったかな?
公害のスモッグ、空気の汚れと一緒ですね。
人の嗜好品を糾弾するより、まずは環境を考えるのが先決かな…と思いました。
個人的にショック受けたのは『赤ちゃんの標本』です。
それこそ1ヶ月から2ヶ月、3ヶ月…産まれるまでがずらりと並んでいます。
1ヶ月でもう人の形でした。
前に『命は重く、お金で買えるものではない』と書きましたが、命は受精してお母さんのお腹に根付いた時から始まっているんだな…と思い知らされました。
堕胎の事を考えると怖いですね。
『駄目
』という意味ではないです。
人の形のモノを取り出して処分するのか、育てられない命を育み世に出て殺すのか、人間として産み育てるのか…やっぱり命は重く、簡単なものではないと思い知らされます
。
そしてこの赤ちゃん達、どういった経緯で命を失い、今の姿になったんだろうって…すごくひっかってしまいまして…
T嬢は「堕胎でしょ」と言いました。
堕胎した時点でどんな形で出てくるのか、見たことないし、見るのは怖いから知りたくない。
じゃあ産まれる直前まで命を育み続けた赤ちゃんはどうして?
お腹の中で育てられ、でも外で生きる事が出来ない事情(親にではなく、赤ちゃん自身が産まれ出る事が出来ないとか、病気とか)があったのかな…?
そうだとしても、プラトミック標本とされた赤ちゃんの意志は?
大人の標本は献体の意思あってだと思います。
では言葉さえも発せない、この小さな人たちの意思は誰が決めたんだろう…?
近くにあったパネルに『男の子と女の子産み分けは?』みたいな説明があって、うろ覚えでは3ヶ月くらいまでは男女とも体に何の違いもないのです。が、その後男の子は特有の物質を浴び、そこから劇的に体の変化が始まるそうです。
その物質は男の子しか持ってきていません。要するに受精した段階で男女は決まっています。
これは間違いない。
「途中から男女に変わるのかな?」と思って何度か読み直ししたから。
ちなみになんで男の子だけその物質を持っているのかという事は、今はまだわからないそうです。
ここらで一通り標本の展示は終わり。
出口付近に『血管年齢』と『肌年齢』を調べる機械がありました。
『血管年齢』の機械は一台のみ起動。当然長蛇の列。
『肌年齢』の機械は荷台起動。隣ほどじゃない。
というわけで『肌年齢』を調べる事にしました。
測定に4分程度かかるのでちんまり待っていました。
私の後ろに親子らしき二人連れ(妙齢の)がつきました。
二人は上に書いた子供の産み分けのパネルの話をし始めて…
「最初は男女一緒なんだよね」
(ちょっと違うんじゃない?)
「で、途中から男か女に決定すると」
(いや…違う)
「ね~不思議だね~」
(だから…違う…受精した段階で、性別は決まってるんだって。…うん、間違ってない!読み直したもん!!)
しかしお一人様4分、私の前には6人から8人待ちの人…
親子(らしき)人たちは、延々と違う知識を口にしていました。
あと両替がどうのとか…とにかく喋りまくり、ノンストップ。
その間中私は一人ツッコミ
。
少々疲れましたが
まぁ…人混みにいるからこんなものだと自分に言い聞かせて我慢ガマン。
で、肌年齢の結果は…
マイナス10歳の31歳 肌健康度B
これはある程度の体の情報と生活習慣の情報を入力して、頬の状態を機械で測るのですが…
機械の装着がよくわからず、比較的荒れてない部分を測ったためと思われます(苦笑)
でも美肌のためのアドバイス、スキンケアのアドバイス、基礎代謝量、一日の必要なカロリーも計算してくれて、なかなかよい企画だと思います。
最後は売店です。
スカルグッズと『人体の不思議展』の目録、パンフレット、関連DVD、書籍がずらり。
目録とパンフレットで悩み、パンフレットを購入しました。
パンフレットは目録の半額で、内容もちょうど半分。
カラーページはさほど変わりなく、たぶん目録の方が文字の説明が多いと見ました。
この『人体の不思議展』は5~6年前に開催され(確か)、今年新たに開催されました。
その年月の中で新たにわかった事も多く、内容は大幅に見直しされたようです。
次に開催される時も、新しい発見がきっとありますね。
興味のある方は、ぜひぜひ次回開催されたら足を運んで見てください
。
どうでもいい追記
私、グロテスクなモノは得意ではありません。
TVの手術シーンなんて、怖いもの見たさ
で見てますから。
学校にあった得体の知れないホルマリン漬けなんて…「見たら呪われる
」って真剣に思ってました。
ガラス越しに触ろうもんなら「うひぃ~
」って(苦笑)
でも好きなんだよね、人体の本とか
。
長い年月でふやけたホルマリン漬けしかなかったモノが『プラトミック標本』なんて画期的なものが出来て、科学の力ってすごいな…と思いました。
