ブログネタ:傘、何色?
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見にくいですが、お花の上にある薄い緑色が鳥です。
縁は赤の糸でステッチがかかっています。
シビラのお気に入りです。
傘は高いモノから安いモノまで色々使いました。
この傘の前は青地に犬のワンプリント。
ジャスコで1,000円でした(笑)
値段のわりに長く使えたし満足でしたが、骨が曲がったのでこちらのシビラにチェンジしました。
お気に入りの傘があると、雨の日も少し楽しく過ごせます。
ここからおねぇのところからひっぱってきたクラブ桜花出張版妄想スタート。
興味のない方は脱出してください
。
ちなみになおねぇの書いたお話
Sincerity*言えない気持
Sincerity*秘密* のその後のお話です。





ethlinの働くデパートに花束を届けて以来、デパートの周辺の住人からの注文がポチポチと入り始めた。
ethlinの働くデパートに中にも、もちろん花屋はある。
だからわざわざ桜花に注文に来た理由を聞いた。
もちろんからかう材料にするつもりだった。
「ここのお花の方が綺麗なのが揃っているから」
あまりにも正当すぎる答えに拍子抜けしてしまう。
(なんだ…土方さんに会いにくる口実じゃないのか…)
「あと、あのお花屋さんはセンスがいまひとつだし、たまに枯れたお花が置いてあるから嫌。それに高いし…。こっちの方が比較的安価だし、前に見たブーケが…すごく綺麗だったから」
(ぼんやりしているのかと思ったら、結構しっかり見てるんだ)
今日の配達も配達も、あのデパートの従業員の口コミらしい。
「正直配達は面倒だけど、遠方のお客様がつくのはありがたいよね。こればっかりはコロボックルちゃんに感謝…かな」
配達を終え、雨に濡れないように急いでバンに戻ると、見慣れた黒い鞄が目に入る。
(あの色気のないリュック…)
色気のない鞄とは裏腹に鮮やかな花柄の傘を差し、鞄の持ち主は早い足並みで雨の中を歩いていく。
「コロボックルは動きが早いって言うけど…ホントなんだ。恋愛に関してはめちゃめちゃ鈍足なのにね」
クスクスと笑いながら車のエンジンをかける。
ゆっくりと近づいて窓を開け、声をかけてみた。
しかし雨音で聞こえないらしい。
「仕方がないな」
少し後ろからクラクションを鳴らすと、傘がビクッと揺れた。
「やぁ、コロボックルちゃん。今から帰るの?」
「あっ…沖田さん…こんばんわ」
とりあえず挨拶をして逃げようという魂胆らしい。歩く速度がさらに速くなる。
「桜花に寄るんじゃないの?乗っけてあげようか?」
一瞬ギョッとした顔をしたところを見ると図星らしい。
「いいです。バスで行きますから」
ぷいっとそっぽを向く。
「バス停から花屋まで結構歩くよね?この雨だったらつくまでにずぶ濡れになるんじゃないかな?」
すでに足元も服も少し濡れている。
「意地悪しないから乗ったら?あっ…でも、車高が高いから乗れないか」
助手席のドアを開けて、コロボックルちゃんに手を差し伸べた。
「あっ…あの…ありがとうございます」
「いいよ。普通の女の子でも少し乗りにくいと思うし。なんならお姫様抱っこで乗せてあげればよかったかな」
「えっ!?やだ!!カッコ悪っ!」
普通の女の子なら「え~やだ~」と言って顔を赤らめるところなんだけどな。
クスクスと笑っていると、ふいに問いかけられた。
「あの…沖田さん…お腹痛いんですか?」
「なんで?」
「だって…」
居心地悪そうにぼそぼそと呟く。
「意地悪な事言わないから」
「ちょっ…腹痛と意地悪となんの関係があるわけ?」
笑いながらチラリと隣を見ると、本人はいたって本気らしく、むっすりと脹れている。
「意地悪できないほど、お腹痛いのかな…って思ったんです」
「ゴメンゴメン。心配してくれてるんだよね。君への悪戯が過ぎるって土方さんに散々怒られたから反省してるんだけど?」
「じゃあ…いいです。様子もちょっと…おかしいかな?って思ったから…」
おかしい、この僕が?
「なんて言ったらわかんないけど…なんか悩んでる?みたいな。秘密がある?みたいな。でも気のせいならいいです」
秘密という言葉を聞いて、少しだけ心臓が跳ね上がった。
「ふーん、僕が何を秘密にしてるっていうの?」
少し声の調子を落として問いかける。
でも、コロボックルちゃんは少し寂しそうな顔をして、僕の顔をじっと見つめる。
「わかんない…わかんないけど…秘密だから人に言いたくない事」
(驚いたな。てんで疎いのかと思ったら…結構勘がいいんだ)
「聞かないんだ?僕が何の秘密を抱えてるか」
いつもの意地悪な笑顔で笑って見せたけど、怯える事もなく真面目な顔で返された。
「秘密だから聞けない。ううん…聞かない、聞いちゃいけない…」
(聞けないじゃなくて聞かないか…)
「おねぇもね…何か秘密にしてるの。でも…怖くて聞けない」
コロボックルちゃんが何かを言いかけた時、桜花の看板が見えてきた。
「ほら、ついたよ」
言葉を遮るように声をかける。
一瞬躊躇った表情を見せて、俯いてだまりこくってしまった。
駐車場に車を入れると、佐之さんが手を振って誘導してくれる。
僕が車を降りると、店内から土方さんが出てきた。
「総司、一人でご苦労だったな。少し休め」
「うん…少し裏で休もうかな…あと土方さんにお客様を連れてきたから」
助手席のドアが開き、コロボックルちゃんがもたもたと車から降りようとした。
「ethlin、ちょっと待ってろ」
土方さんが助手席側に駆け寄り、コロボックルちゃんを抱きかかえるように車から降ろす。
「わわっ…大丈夫です。自分で降りられます」
「遠慮するな。飛び降りるつもりだろ?こけるぞ」
土方さんは仕事中にも見せないような笑顔で笑いかけている。
「それに、怪我したら姉さんに顔向けでできない」
「車から降りるくらいで怪我しません。大人なんだから」
それでも素直に身を任せて車から降りる。
「この前自転車でコケただろ?」
「見てたんですか!?」
「見た」
「……(//・_・//)」
二人のやり取りをぼんやりと見つめる。
(あんなにイチャイチャしているくせに、キスもしてないなんて…変なの)
戸惑いながらも幸せそうな笑顔。
愛おしい人を優しく見つめる瞳。
やがて土方さんはコロボックルちゃんの手を引いて店内へ消えて行った。
「総司、後は俺がやるから裏で休め。少しでも横になれよ」
佐之さんが僕の肩をぽんと叩いた。
「うん…ありがとう、佐之さん。そうさせてもらう」
素直にスタッフルームの中の仮眠室へ足を運ぶ。
僕はぼんやりとお姉さんの事を考えながら、ベッドに潜り込んだ。
(お姉さんも佐之さんの前ではあんな顔見せるのかな…)
僕が知っているお姉さんは火の鳥みたいに熱くて、笑うと花みたいで…でもたまに少し戸惑った顔で僕に笑う。
たくさんのアナタを知っているけれど…
「いつか僕に…僕にだけ見せて…アナタの本当の顔…」
静かにお姉さんの事を思いながら、僕は静かに眠りについた。
