おやすみなさいが言いたくて | ethlinの煩悩毛だらけ

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煩悩さらけ出し日記

恋人からの連絡、メールと電話、どっちがいい?
ブログネタ:恋人からの連絡、メールと電話、どっちがいい?
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メール

電話嫌いだもん…

メールのいいところは、相手が見れる状況の時に見てもらえる事。

電話が苦手な上、タイミングの悪い時に電話かけてしまったなんてわかろうもんなら


「いっそ私をこの世から消し去ってください


ってくらいショックなんですが(笑)

いや…もう…ネタなんかじゃありませんよ、本気です(笑)





ここからなおねぇのところからひっぱってきました、ホストクラブ桜花出張版妄想スタート

苦手な方は脱出してください











最近楽しみが一つできた。

偶然迷い込んだホストクラブで出会った、歳三さんとのほんの数分の電話。

ぶっきらぼうな声で優しい言葉を囁いてくれる。

歳三さんに「おやすみなさい」を言ってから寝るのが最近の日課となっていた。

7回コールの後、電話を切る。

「忙しいんだな…」

布団にゴロリと横になり、携帯電話の画面をじっと見つめる。

電話に出られなくても、必ずリダイヤルをしてくれる。

初めは申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど「話したくない相手にかけ直すわけねぇだろ」と言われると…嬉しすぎる。

「桜花は不定期営業だって言ってたな…桜花にいるのかな…それとも…」

歳三さんの事を考えているうちに、私は深い眠りについた。





朝、メール着信音で目が覚めた。

「なおねぇからだ…」

メールが届いた事を知らせるマークの横には、電話の着信があった事を知らせるマークが並んでいる。

「えっ…うそ…」

慌てて着信履歴を調べると…

「やっぱり…リダイヤルしてくれたんだ…はぁ…がっかり…」

声が聞きたかったな…

おやすみなさいって言いたかったな…

とはいえ、チキン過ぎる私に朝から電話をする勇気なんてこれっぽっちもないのだった。





「…自分でも女々しいと思う…この行動…」

今日が休日という事もあり、お花屋さんに立ち寄ってみたけど、遠巻きに眺めるだけでお店になかなか近寄れない。

「お客様なんだから堂々とすればいいじゃない…ひやかしじゃなくて、花も買うんだし…」

という言い訳を何回したのだろう。

同じところを行ったり来たりウロウロとしていると、誰かが肩を叩いた。

「ギャッ」

「あっ…悪い、驚かせたか?」

おそるおそる振り向くと、原田さんがにこやかに立っている。

「ごっごめんなさい。あっ…こんにちは…原田さん」

「こんにちは。土方さんに用事か?」

心の中を読まれた!?

恥ずかしさのあまりに逃げ出そううとすると、大きな手で捕まえられてしまった。

「来てくれて大歓迎だよ。つーか来てくれてありがとうってとこかな」

原田さんはため息をつきながら、私をお店の方へひっぱっていく。

「あっあの…」

「土方さんは裏で煙草休憩。少しだけでも相手してくれると、俺としてはすっごく助かる」

そう言ってスタッフルームの中に連れて行く。

「佐之助か?もう戻る」

不機嫌な声が聞こえた。

「土方さん、昨日の夜から機嫌悪くてね」

そんな…機嫌悪い人の相手するのも困るんですけど~。

「あ~土方さん、客連れてきたから相手頼むわ」

そう言って原田さんは私を部屋の中に押し込んだ。

「えっ?ちょっ?原田さん!?」

勢いで前のめりになり「あっ…」と小さな悲鳴を上げる。

次の瞬間誰かが抱きとめてくれた。

「ごめんなさい」

「お前…」

顔を上げると呆然とする歳三さんの顔が見えた。

「あっあのあぁぁぁぁ…ごめんなさい」

慌てて離れようとすると、反対に強く抱きしめられた。

「無理に動くな。こけるぞ」

「はっ…はい!ごめんなさい」

「クッ…お前何謝ってんだ?」

どうしよう…今度は笑われちゃったし。

どうしたらいいかわからず、歳三さんの胸の中でじっとしていると、子供をあやすように頭をぽんぽんと撫でられた。

「昨日は…悪かった」

「えっ?あの…ごめんなさい…私…寝ちゃって…」

「お前が謝る必要はねぇだろ?すぐに電話できなくて、お前が寝てるかもしれないとわかってるのに…俺が…お前の声が聞きたくて夜遅くに電話した」

「うそ…」

「お前に嘘ついてどうする?」

どうしよう

嘘でも嬉しすぎる

「何でだろうな…初めて見たときから、ほっとけない気がする…会って三回目で女を口説き落とした佐之の事…笑えねぇな」

どうしよう

ちゃんと自分の気持ちを伝えなきゃ。

ほんの少しの勇気が欲しい。

「昨日泣いてたんじゃねぇだろうな?」

「ちっ違います…あの…歳三さんに…おやすみなさいって…言いたかったんです。ごめんなさい、それだけです。ホントくだらない理由でごめんなさい」

愛の告白をしているわけでもないのに、緊張のあまりにかんでしまいそうだし、口も上手くまわらない。

やっと腕から開放され、恥ずかしさのあまりに俯いていると、頭の上から少し不機嫌な声が響く。

「携帯」

「へっ?」

「携帯よこせ」

慌てて鞄から携帯を取り出すと、あっという間に取り上げられ、カチカチと黙って何かいじっている。

「電話が繋がらないならメールしろ」

「いいんですか?」

「いいに決まってるから教えてる。いいか?他の奴に教えるなよ」

少しムスっとしながら携帯を差し出す。

「あの…大丈夫です。個人情報は必ず守りますから」

「そうじゃ…ねぇよ…まぁいい。今日は花を買いに来たんだろ?一番綺麗な花を選んでやるよ、お前のために」

私の手を取り、ズンズンとお店へと歩いていく。

歩くのが早くてついていくのがやっとだったけど、それでよかったのかもしれない。

私の顔も耳も薔薇よりも真っ赤に染まっていて、そんな自分を見られずにすんだから。

今日出したほんの少しの勇気で、少しだけ私の恋は前へ進んだのかも…しれない。