桜恋文 ~傍にいる遅咲きの桜へ~ ④ | ethlinの煩悩毛だらけ

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煩悩さらけ出し日記

やっと歳三さんが帰ってきました。


しかし嫁はgoing my way歩く


この二人、これからどうなるんでしょうね?その答えは下へスクロールPlease↓



最初に言っときます。


このお話は薄桜鬼の二次元小説です。土方さんの嫁妄想SSです。


そんなもの見たくない人はここでお帰りください


あと千鶴ちゃん出てきませんから。千鶴ちゃん=ブロ友の沙雪ちゃんで書いてます


沙雪ちゃんは『沖田さんの嫁』です。そんな沖田さんを見たくない人はここでお帰りください


前回までのお話

 

桜恋文 ~傍にいる遅咲きの桜へ~ ①  桜恋文 ~傍にいる遅咲きの桜へ~ ②


桜恋文 ~傍にいる遅咲きの桜へ~ ③


はこちらから



一番最初のお話はこちらから↓


桜恋文 ~四月の風邪とアナタへの文~ ①  桜恋文 ~四月の風邪とアナタへの文~ ②  





 

歳三さんの部屋の前まで来ると、襖が開けっ放しになっていた。


「…土方さん。ethlinです」


二人の時は名前で呼べと言われたものの、仕事の手伝いできた時はどうしたもんだろう…そう悩みながら結局「土方さん」と呼んだ。


「……………入れ」


「入れ」まですごく間がなかった?今?


機嫌悪そうだな…どうしよう…。


でも明日の事を考えているからだよね?と自分で自分に言い訳しながら部屋に入る。


机に向かう広い背中を眺めながら静かに座った。


黙って背中を向けていたと思ったら、急に怪訝な顔でこちらを振り向いた。


「なんだ…それは?」


私の手に持っているモノを指差す。


「蚊取り線香です」


「そんなもん…見ればわかる…なんでそんなものを持ってきた?」


なんでって…


「沖田さんが…」


そう言いかけた時


ボキッ


歳三さんの持っていた筆の柄が折れた。


折れたって言うより、折った?


「総司が…どうした…?」


眉間に皺寄せてるし、腕は組んでるし、顔は怖いしで…コレは完全に怒っている。しかも沖田さん絡みで。


でも別におかしな事してるわけじゃないし、正直に話せばいいよね。


「あのですね、私が虫に刺されたって話をしたら沖田さんが用意してくれたんです。蚊取り線香が一番効くからって」


「…」


「沙雪ちゃんも刺されたみたいで…一度屯所の害虫駆除をしたほうがいいかもしれません」


「……それで?」


「?…それだけですけど?」


これ以上説明する事がないから、聞かれても困るんだけどな。


「ここに来る前…総司と話していた事は?」


「ここに来る前?あぁ、あれは、蚊取り線香を持ってきてくれて、それで虫刺されのところ大丈夫?って聞かれたんですけど?」


「………それで?」


「えっ…もうないです」


だって全部話したもん。


「……見せたのか?」


「首のところだけですけど?他のところはちょっと…見せられないです。着物の中のほうだし…。沖田さんが着物の中を覗こうとしたら嫌だって言いましたけど?」


暫し沈黙


そしてその沈黙が重い



……


………


「はぁ…お前は何でそんなに総司に対して警戒心がないんだ?」


歳三さんは大きなため息をついて頭を抱えてしまった。


「何でって…沖田さんには沙雪ちゃんがいるし???沖田さんは沙雪ちゃんにしか興味ないし」


「あのなぁ…」


「はい」


「お前…もし俺と沙雪が一緒にいたらどう思う?」


どうって…


「思いつかないんですけど。そんな場面」


だって…沙雪ちゃんは沖田さんが離さないしねぇ。


しかし歳三さんはますます頭を抱えてしまう。


「じゃあ…俺が…他に好きな女が出来た」 「えっ!やだ!!」


あまりの即答ぶりに、自分でびっくりしまった。


歳三さんは目を丸くしてるし。


「あの…えっと…嫌です。そんなのは…」


そんな事、もしも…だとしても考えたくない。


歳三さんはため息を一つついて、静かに呟く。


「だったら…俺も同じだ。お前が他の男と一緒にいたら、穏やかにいられねぇんだよ」



それってヤキモチだよね。


ちょっと…嬉しすぎるかも…しれない。


顔が熱くなるけど、なんだか笑ってしまう。


少し俯き加減で笑いを堪えていると、目の前に歳三さんが来た。


「それから、その紅いモノは虫のせいじゃねぇからな」


急に腕を掴まれ、着物の袖をめくり上げられる。


露わになった手首を唇で強く吸われ、驚きとくすぐったさで悲鳴を上げる。


「ひゃっ…はわわ…あの…」


やっと開放されて腕をさすりながら見ると、手首紅いモノがついていた。


その紅いものは首や胸の辺りにあるものとよく似ている。


まじまじと紅色を見つめ、自分の紅くなっている部分を確認してみる。


首と…鎖骨の辺りと……胸の辺り………


あれ?


まさか…


もしかして…


着物の胸元が肌蹴ていたのは…


「わかったか」


少し赤い顔をしている歳三さんの横顔を見ながら、私も負けないくらい真っ赤になる。


「えっ…あの…あれ…」


酸欠の金魚のように口をパクパクさせていると、歳三さんは呆れたように呟く。


「今朝…出る間際に起こしてみたが全然起きねぇから…今朝は他には何もしてねぇ…安心しろ」


「でも…なんでこんな…見えるところに…朝、平助くんにも永倉さんにも原田さんにも見られたのに…」


…だからだ!!


みんなコレがナニか気がついてたから、様子が変だったんだ。


「やだ…恥ずかしい」


首を隠しながら顔をうつ伏せる。


もう明日からみんなの顔が見れないよ~。


「何でそんな意地悪したんですか?」


涙は出てくるし、声は震えるし、歳三さんの顔がまともに見られない。


「そんなの、決まってるだろうが」


顔を上げると歳三さんがにやりと意地悪そうな顔で近づき、耳元で囁く。


「お前は俺のもんだって…みんなに見せつけてやっただけだ」


「えっ…ちょっと…歳三さん?」


急に耳を口づけられ、唇が首へと降りてきて、やがて着物の襟に手がかけられる。


「あっあの…やだ…」


抵抗してみたが、組み倒されて動きが取れない。


ばたばたと暴れると、机の上の桜の花びらがハラハラと舞い散った。


「あの桜みたいに、満開にしてやるよ…お前の身体に…紅い花を」


今まで見たこともない歳三さんの意地悪な顔に戸惑いながらも、拒絶の言葉が口に出来ない。


「ひゃ…」


「唇は今日のところはとっておく。上も下も…」


やがて着物も袴も脱がされ、くすぐったいものの、恥ずかしさで声も出せずにいた。






~チビあとがき~


はい!歳三さんの理性が少々飛びました。


いやはやこんな鈍感な嫁で本当に申し訳ないです。



あと細かく書かなかったので補足します。


「ここに来る前…総司と話していた事は?」と聞いた事と襖が開けっ放しだった事。


あれは嫁の来るのが遅かったので心配して、自分の部屋から嫁の部屋の方を見ていたのです。


嫁の部屋、自分の部屋から見えるところに決めました。歳三さんがね。



この夜のお話はもう少し続きます。


続きは明日の18時にまた会おう。アディオースピース(意味不明)