精神科医&カウンセラーの倫理違反と被害救済を考える

精神科医&カウンセラーの倫理違反と被害救済を考える

精神科医やカウンセラーによる非倫理的な行為・言動・態度によって被害を受けたという訴えは後を絶たない。以上の問題に、被害者の見地から提言をしていく。

精神科医&カウンセラーによる倫理違反による被害を受けた体験を持つ数名のメンバーがたちあげたブログです。ゆくゆくはNPOを立ち上げて、現場にコミットしていくことも視野に入れています。最終目標は、被害者を救済することであり、日本の精神医療を含めた対人支援職における倫理の水準を引き上げることにあります。まずは、精神科医やカウンセラーの倫理とは何か、彼らの倫理違反とは具体的には何か、それによって生じる患者側の被害とは何か、ということについて、情報を発信していく予定です。

各種イベント・情報については、以下のメールまでお問い合わせください:eth460@gmail.com

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・なお、私たち(ブログの管理人)は専門機関ではないので、メールやブログへの書き込みによる相談はご遠慮ください。いずれ、被害にあったときの対応を、私たちの知る範囲で書く予定ですので、そちらをご覧下さい。

・また、お送りいただいたメールの内容やメールアドレスは管理人たちの間で共有しますので、ご了承ください。お知らせいただいたメールの内容やメールアドレスは他には漏らしません。

 大変ごぶさたしています。以下の書籍が刊行されましたので、ご紹介します(版元ドットコムより)。

 いずれ、書評などをしたいと思います。

 

米田 倫康 『もう一回やり直したい 精神科医に心身を支配され自死した女性の叫び』 萬書房、2019年。 価格 2,000円+税

概要
 この事件を追い続けてきた遺族と著者の執念の物語。精神科医が患者と性的関係をもつことが違法となり、医師免許剥奪などのペナルティが科されないかぎり、同様の悲劇は繰り返される。法規制の実現、それが本書の最終目標である。

目次
第1章 狙われる女性患者たち

 遺されたメールが教えてくれたもの
 形式だけの職業倫理
 狡猾で卑劣な手口
 母親の決意
 精神科医はどのように家族を崩壊させたか
 孤立させ依存させる
 家族の苦しみ
 精神科医と闘うときの鉄則
 詐欺を立証することの困難さ
 いざ告発へ
 おぞましい実態
 無法地帯
 本当の問題
 クリニックの休診・閉鎖
 悲願の逮捕
 まさかの釈放
 再勾留そして起訴へ
 明らかにされた詐欺の手口
 もう一人の遺族
 壮絶なセクハラとパワハラによる心身支配

第2章 法も常識も通用しない精神科医
 罪を認められない精神科医
 次々と明らかになる実態
 偽りの福利厚生
 空虚な正当化
 保健衛生上の危害の懸念
 有罪判決そして新たな戦い
 現役の刑事被告人が主治医となる業界
 どうやったら医師免許を剥奪できるのか?
 法律を変える

第3章 人権侵害の歴史を振り返る
 山口医師は突然変異ではない
 強制不妊手術と隔離収容
 優生政策としての強制不妊手術から強制収容へとシフトした日本の精神医療の歴史
 隔離収容からクリニック乱立へのシフト
 精神医学の検証が共生社会の扉を開く
 他人事の精神科医たち

第4章 被害を防ぐために
 防犯意識の重要性
 死にたいのではなく生きたいから
 啓発・摘発・法制化
 メンタルヘルスケアの基本は人権
 鍵を握る医療基本法
 悪徳精神科医の手口を学ぶ
 被害者・遺族の生の声

前書きなど
 「この医者、どうせ医師免許はなくなるんでしょ?」。第一審の有罪判決のあと、多くの方々から、このありがたい言葉をいただきました。そして現状の法律では無理であることを伝えたとき、「なんで?」「ありえないんだけど?」「間違ってる!」と一様に嘆かれていました。……娘を亡くした私が今もっとも危惧するのは、何か生きづらい状況になると、いかなるときも一刻も早く専門医につなごうとする社会です。受験・仕事・出産・育児・死別のみならず、一昔前ならやんちゃ坊主ですまされた子どもでさえ精神科医へつなごうという現状です。……(「被害者・遺族の生の声」より亡くなった女性の母親の声)

著者プロフィール
米田 倫康  (ヨネダ ノリヤス)
 1978年生まれ。私立灘中・高、東京大学工学部卒。市民の人権擁護の会日本支部代表世話役。在学中より、精神医療現場で起きている人権侵害の問題に取り組み、メンタルヘルスの改善を目指す同会の活動に参加する。被害者や内部告発者らの声を拾い上げ、報道機関や行政機関、議員、警察、麻薬取締官等と共に、数多くの精神医療機関の不正の摘発に関わる。
これまでの経験をもとに、2018年、初の著作『発達障害バブルの真相:救済か?魔女狩りか? 暴走する発達障害者支援』(萬書房)を上梓。

 
諸般の事情で、長らく更新していませんでした。映画と書籍情報です。次の更新がいつになるかわかりませんが・・・

イタリア映画「人生、ここにあり」 がついに公開されます。

以前、このブログで紹介したときには「シ、プオ・ファーレ(大丈夫、できるよ)」でした が、邦題は「人生、ここにあり」となっています。

内容は、リンク先を見ていただければわかりますが、「'78年イタリアで施行された通称“バザリア法“により、精神病院の全廃が進められていた時代の実話をベースに、解放された元患者たちが、医師の指示を受け、投薬量を減らして人間性の回復をめざす過程を描いていく。難しい題材の中に、ユーモアを絡めて重要なメッセージを提示した意欲作」」と紹介されています。映画の公式サイトの中で、監督が、2年にわたって患者たちと付き合いながら、実話をもとにして作成した、と語っています。

すでに東京で上映中で、これから全国でも上映されるそうです。上記の映画公式サイトにも、上映映画館がリストアップされています。

もうひとつ、岩波明『精神科医が狂気をつくる』 もご紹介しておきます。こちらは、昨今の精神医療における様々な「治療」や「学説」を批判的に取り上げていますが、おそらく、このブログをご覧になっている方には、納得ができない記述が多々あると思います。とりわけ、サプリメントによる治療を批判し、あるいは、薬物療法を否定するサイエントロジーに対する批判が示されている「あとがき」については、精神医療に批判的な人の中には、そこに見え隠れする「薬物療法肯定論」に嫌悪感を覚える人もいるかもしれません。

しかし、精神科医がここまで「同業者」を批判している、ということだけでも、一定の評価をしてよいのではないか、と個人的には思います。

とはいえ、「人生、ここにあり」で描かれるドラマが実話に基づいているとすれば、同じことは日本でも実現できるのではないか、と思います。その時、あらゆる精神医療は、「精神」に関する「専門家」という職業とともに、ゴミ箱行きになると思います。


by 「精神科医を訴えるHP」管理人