僕は素裸で、
白いふわふわした肌触りのきもちいい布団カバーに入って遊んでいた。
動いてものすごいはしゃいでいた。
絶好調だった。
そこへ突然
「神様からもらった大事な体で何してるの!」
と怒鳴り声が聞こえ、
頬に平手打ちをくらった。
聞こえた言葉と同じくらい複雑な文を発語する能力は僕にはなかったが、
聞こえた言葉、単語、文を理解することはできた。
その意味は、未だにわからない。
僕は泣いた。
僕の幸せは、「神様」の氣分次第でいかようにもなる。
そう思い始める最初の出来事だった。
夢ではなかった。