日曜日。

 

ていうかね、火曜日にワクチン2回目接種をしたんだけど、水曜日に1回目以上に倦怠感と微熱に苛まれて、お休みを取っていたとはいえ思った以上に辛くてね、それでも木曜日は仕事に行くつもりでいたんだけど、会社から無理するなと言われ、結局木曜日もお休みをいただいてしまった。

 

まあでもその木曜日の朝にはすっかり落ち着いていて、これなら休むこともなかったかなって感じだったんだけど、まあたまにはサボってもいいよね、と少し開き直っていたのも束の間...金曜日は会社から健康診断を命じられて、これまたお休み。

 

で結局今週は今日までずーっとお休みになっちゃって、少し早いシルバー・ウィークみたいなことになっちゃった。

 

まあでも明日からは実際のシルバー・ウィークなんて関係なく普通に仕事なので、もう何が何だか...

 

という訳でいつの間にか日曜日...ウチで映画を。

 

休んでいた割には精神的には少し疲れて...まあでも感染リスクがこれで少しは減ったのでね、ひと安心...という訳でもう本当は映画なんて観る気力もなかったんだけど、もう何も考えずに娯楽作品ならいけるかな...ということで今日はAmazonプライムビデオであれこれ探していてたまたま目に入っちゃった、2019年の「ターミネーター:ニュー・フェイト」をチョイス。

 

 

「ターミネーター」...1984年の第1作以来、制作会社、配給会社を転々とし、それこそカロルコの倒産だとか、あれこれ揉めながらもシリーズとしては4作目まで作られ、そうそう「サラ・コナー・クロニクルズ」というスピンオフ連ドラもあって、つい最近、といっても2015年にリメイクが1本作られたんだけど、ぶっちゃけ第2作をピークにグダグダになったという印象しかない。

 

それでも1と2に思いっきりハマって、ていうか好きな作品でもう何度も繰り返し観たというのもあったしね、何だかんだで「サラ・コナー・クロニクルズ」も含めて、一応観てたことは観てた。

 

シリーズを重ねるにつれて複雑な思いしかなかったんだけどね、それなりに楽しんでたのも束の間、何と3と4はなしにして、改めて2の「正当なる」続編として最新作がリリースされたのが2019年。

 

「スーパーマン リターンズ」と同じパターンだね。

 

当時はリンダ・ハミルトンが復活することが話題になっていて私も観たいなと思っていたんだけど、どうも評判はよくないらしい、北米のボックスオフィスを賑わせたって話もない...ああまた失敗したのかという諦念と共に観に行くこともせず、すっかり忘却の彼方に葬り去っていた。

 

まあでも今日ホント、たまたま目に入っちゃって、勢いで、いや軽いノリで観ちゃった。

 

 

ええっと...そうだな、言ってみれば「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を観た時に感じた既視感とワクワクが一緒に襲ってくる複雑な心境に似てたんだけど、その両者のバランスがより既視感に偏った、そんな感じかな。

 

 

もうね、まんま「ターミネーター2」のリメイクって言ってもいいほど、物語の構成や、シーンのひとつひとつがオマージュというか模倣の連続...まあそれでも序盤は説明全くなしで怒涛の逃避行アクションのつるべ打ちで、何か「ターミネーター」観てる感がまた来たぞという高揚感があったのは間違いないんだけど、物語が進んでいくにつれてそれにも徐々に飽きてきて、というか物語に新鮮味が加わらないまま、結局は最後の最後までオマージュ感、繰り返し感、模倣感ばかりだったという感じ。

 

せっかくのサラ・コナーの再登場も老いたT-800の「復活」も最初こそ色めきだったけど、全体的には思ったほどにはインパクトはなくて、新たに加わったふたりの女性キャラもまさにただの物語の繰り返しの中でそのキャラの独自性も生かせないまますっかり埋没しちゃって、悪くはないんだけど...悪くはないんだけど、結局アップデートできてなかったんだな、そんな印象。

 

 

敵の新ターミネーターも確かに進化してはいるんだけど、1や2の時に感じたインパクトというか怖さがあんまりなくて、まあこれはしょうがないんだろうけど、それにしても思った以上にスケール感のないこじんまりとしたお話だったように思う。

 

 

サラ・コナーに代わるダニーという女の子を助けるのは、ターミネーターからサラを助けるカイル・リース、あるいは2のターミネーターに代わるグレースという「女性」でそのふたりが敵のターミネーターから逃げる...そこにオリジナルのサラ・コナーと「老いた」T-800が加勢する、物語の反復性も含めて二重構造になってて、続編というか何というか、結局人類とAIの永遠のいたちごっこが続いているだけって感じ。

 

 

まあそれでも、女性三人のその三者三様の描き分けと、それこそ女性キャラばかりで物語が進んでいくという意味では新鮮だったしね、それなりに楽しめた...かな?
 

ヒロインを助ける「ヒロイン」...ていうか劇中では“Enhanced human”、強化人間と言われていたグレースを演じていたマッケンジー・デイヴィスのそのしなやかな肢体と美しさはとても魅力的だった。

 

 

前作のリメイク版もコケてシリーズ化できなったかけど、今回の続編もパッとしなかったので恐らくこれに続く新たな続編は作られないと思う...ま、こればっかりはしょうがないね。

 

 

あとはやはりリンダ・ハミルトンが懐かしすぎて、てか渋すぎてもう...

 

 

 

ただもうひとつだけ...このダサい邦題は何とかならなかったのかね。

 

“TERMINATOR:DARK FATE”という原題だよ、ダークが何でニューになるんだ?

 

ま、いろいろ制約があったんだろうとは思うけど、それにしても...これじゃあヒットしないよなあと。

 

 

にしてもここ20年くらい、こういう昔にヒットしたシリーズの時間を空けた続編とかリメイクっていうのが流行ってるよね。

 

ほとんどがコケちゃってるけど...

 

それでもまだまだそのトレンドはもうしばらく続きそう。

 

 

ま、何だかんだで楽しみではあるんだよね。

 

 

「トップガン マーヴェリック」とか「DUNE/デューン 砂の惑星」だとか、そうそうスピルバーグがリメイクした「ウェスト・サイド・ストーリー」なんてのもあるんだね。

 

 

どうなることやら...