という訳で日曜日なので、久し振りに私のルーティーン、映画を。
コロナ禍が続く中、映画界も昨年からその災禍に巻き込まれたまま、軒並み大作映画が公開延期の憂き目に遭っていて、私も昨年は劇場にほとんど足を運ぶ機会がなかった。
それでも全くやってない訳じゃなかったので、過去作とかミニシアター系の作品だとか観に行けばよかったんだけどね、やはりどうしても腰が引けてしまう。
昨年私が観に行く予定だったあれやこれやも軒並み公開延期...その中にあの「トップガン」の続編があった。
本当は昨年の公開に合わせてそのオリジナルを観よう観ようとずーっと思ってたんだけどね、延期、延期でその「おさらい」もズルズルと延期...
でもAmazonプライムで観られる期日がついに迫ってきた...
という訳で、今日は「トップガン」。
調べてみると日本公開は1986年の年末...高1だったのか。
残念ながら当時は観に行けなくて、それでも恐らくすかさずテレビ放映か何かで観て、それなりに盛り上がっていた記憶はあった。
そう、ここからトム・クルーズのスター街道まっしぐらが始まった...ていうかいまだに続いているというね。
上京して間もない学生時代にも恐らくテレビで観たと思うけど、当時はもちろん小さなブラウン管テレビで観ただけ。
まあつまりは先々週に観た「アルカトラズからの脱出」と同じで、トリミングされた小さな画面でしか観ていない昔の映画...それを今更だけど、改めて少しだけ大きなテレビで、しかもノートリミングで、という訳だ。
ただ厳密にいえばこの映画は「スーパー35」で撮られているので、劇場公開時のスコープサイズでは見えなかった部分をテレビ放送では観てただろうから、細かいことはまあ、ね。
それでもやはり劇場版の横長サイズがオリジナルだと思いたいけど。
恐らく20年以上振りに観たと思うけど、もう当時のその記憶のまんまの王道アクション大作映画、恋も卒なく織り込まれ、向こう見ずな戦闘機パイロットの栄光と挫折、相棒の死を経て復活するまでをよくも悪くもベタな起承転結でスピード感たっぷりに描いていて、ああ懐かしい、ああ80年代...まあそれ以上でもそれ以下でもないけど、素直にハラハラドキドキ、まさにテッパンのヒーローもの、王道のカタルシス...ケニー・ロギンスの大ヒット曲も懐かしい、まさにああ、ノスタルジー。
今となってはアメリカの「常に戦時中」な国家観に色々思うところがあるけれど、F-14トムキャットとミグのドッグファイト、当時は多かれ少なかれそういう戦闘機だとか、それこそクルーズの乗っているカワサキのバイクだとかね、やっぱり憧れてたな。
ていうかね、トム・クルーズ、若い!ていうか今更だけどやっぱりカッコいい。
輝かしいキャリアはまさにこの映画から始まったんだなあ...
今は亡きトニー・スコット監督の職人技...製作ジェリー・ブラッカイマーの辣腕(?)、もうあれやこれやまさに当時のハリウッドの象徴的な映画のひとつ。
ただひとつだけ、ヴァル・キルマー演じるアイスマンの存在が記憶にあるよりも若干薄かったような...まあそれはともかく、メグ・ライアンやティム・ロビンスも若くて初々しくて、ケリー・マクギリスも綺麗だしね、やはり当時の空気感も含めてただただ懐かしいなと。
でもさほど古さも感じられず、ホント、改めて卒なくかっちり作られた王道のハリウッド映画、娯楽大作。
延期になっている続編「トップガン マーヴェリック」に改めて期待してしまうね。
という訳で今年こそは観たかった映画の数々に劇場で会えることを願いつつ...いや菅政権の崩壊、政権交代を期待しつつ...