日曜日。
いやいや、昨日、25年ぶりに広島東洋カープ、優勝!!
私が1991年、東京にやって来た年以来、四半世紀ぶりの優勝。
ていうか、もうそんなに経ったのか、全く成長していない自分が恥ずかしい。
まあいい、とりあえず、優勝はうれしい。
優勝の瞬間、思いがけなく感極まってしまって、それにも自分で驚いた。
映画やドラマに感動してというのは別にして、いわば「他人事」に対して涙が出るなんてというね...私もまだ人間だったということかな。
特に昨シーズンチームに復帰したベテランふたり、黒田と新井の涙の抱擁には、ホント、感動したなあ。
緒方監督のたどたどしいインタビューも含めて、まさに25年...選手は多分全員初体験だということで、もう何だろう、こういう喜びをすっかり忘れてた、広島の人間として。
私がまだ広島にいた頃、つまり子供だった頃には、カープは常にAクラスで優勝争いをする強いチームだったが、私の上京と共にすっかり弱体化していた。
私もひどいもので、弱くなってしまったカープにすっかり興味が失せていたのがこの二十数年だったように思う。
ただ昨年、黒田がメジャーを蹴って復帰、新井も阪神から出戻り復帰したことで、再び関心が高まっていた。
まあでもね、昨年は4位...やっぱり駄目かという思いがあったのも束の間、今年はイッキに、25年ぶりの優勝まで、ホント一気に駆け上った。
やはり私は広島の人間なのだ、改めてそう思う。
広島万歳、カープ万歳。
ちなみに今日は9月11日...あのニューヨーク同時多発テロから15年。
という訳で例えば「ユナイテッド93」だとかオリバー・ストーンの「ワールド・トレード・センター」を観るべきかなとも思ったのだが、ゴメンナサイ...昨日に引き続き“007”を観ることにしました。
ピアース・ブロスナンに代わって2本目、シリーズ第18作、1997年の「トゥモロー・ネバー・ダイ」を。
ロジャー・スポティスウッドという監督さんに代わって、お手並み拝見...何か、すべてにおいてパワーアップ、シリーズがまたうまく軌道に乗っている感じがとてもよく出てて、素直に面白かった。
敵はメディア王で、イギリスと中国を情報操作によって戦争に突入させて、そのニュースの「独占」を画策するというプロット。
前作「ゴールデンアイ」はロシアがらみのお話で、どこかまだ冷戦時代のいわば“昔の007”、荒唐無稽さも含めてそんな雰囲気を引きずっていた感じがあったのだが、今作でようやく現代的になったのかなという印象。
ブロスナンは相変わらずスマートでかっこいいし、中国の女スパイという「新しい」ボンドガールのミシェール・ヨーもアクションに体を張ってて、これもまた現代的。
ジュディ・デンチのMも今回はイギリス国内における対立構造にカッチリと組み込まれて、より存在感を増していたし、単なるボンド映画ではなく、少しスパイスが効いてきたという感じなのかな。
しかも今回はボンドが過去の恋を引きずっているエピソードも出てきたりして、そういう意味でも厚みを増している。
ただまあね、全体的にはいい意味で大雑把というか、ちゃんと“007”らしさを発揮したご機嫌な娯楽作だけどね、そのあたりに突っ込むのはやはり野暮だろうな。
オープニングにアルバート・R・ブロッコリに捧ぐ的な字幕が出たが、96年にその007の生みの親が亡くなったということで、そういう意味でもターニング・ポイントだったのかな。
ていうか、ブロスナンに変わった前作から高齢ということで既に身を引いていて、ここから娘のバーバラ・ブロッコリと継子にあたるマイケル・G・ウィルソンの新コンビが始まって、現在に至るということのようだ。
ブロスナンの4作品は尻上がりにヒットしていったようで、あと2本、楽しみ...あ、次の「ワールド・イズ・ノット・イナフ」は劇場で観たんだった...ま、あまり覚えてないからもう一回観ればいいか。
さて、明日からまた嫌な仕事だが、割り切って、本当の私はそこにはいない、本当の私は仕事以外の本当にするべきことに集中していこう。
JAMES BOND WILL RETURN.
トゥモロー・ネバー・ダイ (字幕版)
0円
Amazon |
トゥモロー・ネバー・ダイ [Blu-ray]
2,057円
Amazon |