更に今日は映画を観た。
3本目はBS-hiにて昨日放送された「ネバーランド」。
詳しくはこちら。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=321184

「ピーター・パン」がいかにして書かれたか...というお話だが、似たようなプロットを持つ作品として、いかにして「ロミオとジュリエット」が描かれたかを描いた「恋に落ちたシェイクスピア」を思い出した。
あちらはラブ・ロマンス全開だったがw、こちらは4人の子持ちの未亡人とのプラトニックな恋。
いや、その4人の内の一人の少年・ピーターと劇作家・ジェームス・バリーとの心の交流がメインか。

実話を基にした話ということで、カタルシスでグイグイ引っ張るタイプの作品ではなく、どちらかというと人と人との静かな心の交流を通してしみじみと描かれるタイプ。
主演のジョニー・デップは強烈な個性で押す役者というイメージだが、この作品ではその抑えた演技が印象的だった。
その相手となる病弱な未亡人役のケイト・ウィンスレットは、女性のその弱々しさからかもし出されるはかなげな美しさをうまく表現していたように思う。

全体的には地味な印象が拭えなかったが、それでも少年との心の交流が丁寧に描かれていたように思うし、「ピーター・パン」誕生秘話という点でもなかなか興味深い作品だった。
それにしても...劇作家っていろいろ大変なのねw。

余談だが邦題に関して少し。
“FINDING NEMO”は「ファインディング・ニモ」なのに、どうしてこの“Finding Neverland”は「ファインディング・ネバーランド」にならないんだ?
この映画は、この“Finding”が大きなポイントだと思うのだが...

あと、この映画はハイビジョン放送なのに、イマイチ解像感がなかった。
アリフレックス・カメラのせいなのか、イギリス資本のせいなのか...“BEYOND THE SEA”を観た時もそう思ったのだが...気のせいかな。

それにしても、今日は3本も映画を観て...ちょっと、ヘロヘロ。
真面目に働いている世のサラリーマンたちには申し訳ないが、今日はまさに映画三昧。
許してね、その代わり貧乏に喘いでいるんだからw。