私にとって久し振りに日曜日らしい日曜日。
洗濯をし、買い物をし、映画を観る。
まずは「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」。
詳しくはこちら。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=14659

前作より100年後という設定の下、レスリー・チャンのかわりにトニー・レオンが登場、ジョイ・ウォンも一作目のように「幽霊」に戻っての第三作。
ジョイ・ウォン扮するシウチェ(第一作の“シウシン”に名前も似ている)が今回は、コミカルでちょっとエッチな役で、前二作とうまく差別化していたようだ。
その相手を学者から修行中の僧侶にして、そのキャラクターを二人の恋の枷としてうまく機能させているように思った。
前作と似たような役どころで登場するジャッキー・チュンもいい味出していたし、シウチェの姉妹役のニナ・リーもなかなかの美女。

大雑把に言えば第一作の雰囲気に戻し、第二作で失われた幽霊と人間の恋物語のテイストをもう一度...そんな印象。
トニー・レオン扮する若い僧侶とその師匠、100年振りに復活した妖怪ロウロウなど、周りを取り囲む登場人物の配置もバランスがいい。
恐らく続編につきもののファンの批判も含めて、この全三作はうまくバランスが取れていたようだ。

今回もジョイ・ウォンがとてもきれい。
再び「幽霊」になって、さらには前二作になかったコミカルさが加わって、また別の魅力を模索しようとした製作者の工夫の跡が見られ、どこか好感が持てる。

BS-hiで放送されなければ、観なかったかも知れないこの「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」三部作...意外にといったら失礼だが、結構楽しめたように思う。