雨、雨、雨...

ウチで映画を観る。
BS2にて録画していた「ニュールンベルグ裁判」という1961年のアメリカ映画だ。

映画の詳細はこちら。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%B0%E8%A3%81%E5%88%A4

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=17061

ちなみに、ニュルンベルク裁判についてはこちらにある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E8%A3%81%E5%88%A4

史実に忠実かといえば、この映画はどうもそうではないらしいが、この裁判の歴史的意味、戦争の意味をさまざまな側面から表現するということでは、成功しているようだ。

判事、被告、検察、弁護人、証人たち...それぞれの心、思惑、正義、感情が入り乱れて、敗戦国ドイツの司法関係者たちを裁く過程が三時間に渡り描かれる。
当然裁判シーンがほとんどなのだが、合間合間のシーンで全体にうまく緩急をつけている、とてもバランスのいい構成。
その緩急を繰り返しながら、徐々に緊張感が高まり、核心に迫っていく。

ラストのスペンサー・トレイシー扮する判事とバート・ランカスター扮する被告の会話は、とてもショッキングなシーンだ。

この映画、当時のオールスター・キャストでとても豪華。
だだ、その豪華さとは裏腹に、この裁判の重み、裁判劇としての緊張感はずっしりと心に刻まれるよう。

ドイツもまた日本と同じ敗戦国。
映画ということを除いても、歴史に疎い私にはいい勉強になった。
ドキュメンタリー「東京裁判」を観たくなった。

余談だが、かのスター・トレックのカーク船長ことウィリアム・シャトナーが出ていたのには驚いた。
というのも、実はこの映画を観る前に「宇宙大作戦」デジタルリマスター版の“TOMORROW IS YESTERDAY”という話を観たばっかりだったので、尚更だった。
ていうか、カーク船長以外の役を見たのは初めてかもしれないw。