今日は昨日録画した映画「ニュー・シネマ・パラダイス」を見た。
いろんな意味で満を持して...我が映画人生(?)のひとつのしこり...というと少し大袈裟だが、タイミングばっちりのハイビジョン放送、やっと見た。

1989年の作品なのか、改めてどうして今まで見ていなかったのか...縁がなかった。
イタリア・フランス合作のジュゼッペ・トルナトーレ監督の代表作。
原題は“nuovo cinema PARADISO”...なるほど、英語にすると「ニュー・シネマ・パラダイス」か。

今回見たのはBS朝日のハイビジョン初のデジタルリマスター版。
完全なノーカットではなく、しかもCM入りまくりの、私にとっては「ありえない」放送ではあったが、ハイビジョンだし、ヨーロピアン・ビスタを忠実に放送してるし、いつまでも見ない訳には行かないなと。
昨日の放送を生で見ればよかったんだけど、NHKの土曜ドラマとテレビ朝日のクドカンドラマが重なったので、録画した。

で、お昼の焼きそばを食べ、汚れたままのフライパンに後ろ髪を引かれつつ(ウソ)、照明を落としてテレビの前に。
はっきり言って...号泣するつもりだったので、そういう意味では肩透かしw。
でも、ホロリときた。
ウルウルきた。
アルフレードとトトの触れ合いに、ラストに、ホロリときた。

映画好き、映画ファンのための映画。
ノスタルジーたっぷりな感じがきれい過ぎる気がしないでもないが、素直に感動できた。
やはり、こういういい映画を見逃していた長い年月を後悔した。
もっと若い頃に見ていたら、印象もかなり異なっただろうし、ひょっとしたら人生が変わっていたかも知れないなとw。

でも...いくらハイビジョンとはいえ、CMが入りまくるのはいただけない。
ホント、いただけない!
その度に、私の感情の流れが遮断され、リモコンを探し早送りする作業を強いられる。
ラストのクレジットタイトルも地上波の放送のように途中でフェードアウトしてしまった...

改めてDVDで、あわよくば次世代ハイビジョンソフトで見てみたいと思わせる。
欲を言えばNHKのBSハイビジョンでの放送を期待したいw。
さらには、1時間長い完全版もあるそうで、別の意味でとても興味をそそられる。