個人撮影

昨日、3月21日は春分でした。

日本では春分の日は「自然をたたえ生命をいつくしむ日」として昭和23年に祝日として制定されたそうです。

 

個人撮影

先日出かけた先でアカハライモリも冬眠から目覚めたようで見つけることができました。

 

個人撮影

湿った苔の生えた合間からも小さな草が生えてきており、春をの生命の躍動を感じました。

 

イラストAC:イラストスターさん

さて、すっかり春めいてきたと感じるほど暖かくなり、日本各地で20℃を越える気温を記録した1週間ほど前でしたが、また寒の戻りで寒くなっていますね。

東京では雪が降っているようです。こちら大阪でも本日の最低気温は5℃最高気温は11℃と、冬の寒さに戻っています。

 

このように暖かくなったり寒くなったりするのも春の特徴ではあるんです。

春は低気圧と高気圧が交互に日本列島を通り過ぎるため、暖かい南からの空気が入り込んだり、北からの冷たい空気が流れ込んだり。さらに日差しが強いため晴れの日は日中と朝晩の温度差も大きくなりがちです。

 

【気圧の変化の身体への影響】

今回はその中でも気圧の変化がヒトの身体に及ぼす影響を見てみましょう。

ヒトの身体は外部環境に影響されず、ある程度一定の状態を維持するように機能しています。その調整のために、自律神経が働いています。自律神経は交感神経、副交感神経という二つの反対の作用をする神経で成り立っています。

 

《気圧による自律神経の切り替え》

気圧が高くなると、身体の中の血管は圧迫されて収縮します。収縮してしまうことで血流量が少なくなることと、血圧が高くなることで血管に強い負荷がかかってしまうため、それを調整するために副交感神経が優位に働き、血管を膨張させます。

 

逆に気圧が低くなると、身体の中の血管は緩み、膨張します。膨張することで血圧が低くなり身体の細部まで血液を届けられなくなるため、それを調整するために交感神経が優位に働き、血管を収縮させます。

 

このような働きで血流を一定に保ち、体内の環境が気圧の変化にも影響されないように保っています。

 

《自律神経の乱れ》

上記のように自律神経が働くことで、体内の環境が守られていますが、心身のストレスや疲労などにより、調整するための自律神経がうまく働かないことがあります。

 

photoAC:marokeさん

【自律神経の乱れのお肌への影響】

自律神経は体内の環境を一定に保つために働くので、それ自体が乱れてしまうことでホルモンの乱れや様々な体調不良に見舞われてしまう恐れがあります。

睡眠にも自律神経のバランスが大きく影響しており、睡眠中に分泌される成長ホルモンが少なくなってしまう場合、肌のターンオーバーの乱れやダメージの回復などが遅れてしまうため、乾燥、シミ、やシワ等広範囲にわたって悪影響が出てしまうことも考えられます。

 

《対策》

自律神経を整えるためには生活スタイルを整え、朝日を浴びて体内時間を整えること、好きな音楽を聴いてリラックスすること、ぬるめのお風呂にゆったりと浸かる、スマホやテレビ、パソコンなどの使用を睡眠前数時間は控えるなどが有効と考えられます。

 

しばらくは気温や気圧の変化も大きいため、意識的に健康で美しいお肌を保てるよう、過ごしていきましょう。