それは永遠の記憶 -8ページ目

それは永遠の記憶

別れて2年以上の時が過ぎても、俺の心にずっと居続ける前の彼女、それは永遠の記憶。

そもそも俺と彼女には、問題がなかったのか?


いや、むしろ問題しかなかった。
そして、その問題は付き合う前からあった。


彼女は毎日の電話に続き、俺を遊びにも誘ってきた。
そして俺はその誘いに乗った。

俺にとって彼女は、元々気になる存在であった。
その時点でハッキリ好きだったかは判らないが、同じ職場の数いる女性の中で、彼女だけ特別扱いしていたことは事実だった。

そんな彼女と何度目かのデートの時、彼女は車を走らす俺の手を握ってきた。
更に(彼女の)家に着いた時には、手を握るだけでは飽き足らなかったのか、助手席からもたれかかるように抱きついてきた。

そんな状況で俺は彼女に付き合おうと言ったのだ。
そういうことは男の方から言いたかったし、何より彼女がその言葉を望んでいると思った。
(付き合おうというのが少し早いとは感じたが、早くしないと彼女の方から言われそうだったし、付き合うことに関し俺にも少し責任を負わせてほしかった。)

だが彼女は、抱きついていた身体をおもむろに上げ、俺にこう言った。


「付き合うのはちょっと・・・」


断られたこともそうだが、俺はその至って普通の断り方にも驚いた。


彼女が俺のことを好きだというのは、俺の思い過ごしだったのだろうか?
いや、さっきまで俺に抱きついてきていたのは紛れもない事実だ!

俺の頭の中は混乱した。


そして俺はこのときの混乱、
というより、初めて電話からずっと続く混乱から抜けだせなかった。



そして、それは今も・・・