どこかの小さな縁側。
そこにたたずんでいる、ひとりの少女と、ひとりの男が、その小さな縁側で、二人っきりの日向ぼっこを楽しんでいた。
「・・・まったりしてるね・・・。」
少女が男の方に頭を乗っける。
首元にかかる髪の毛が、とてもくすぐったい。
男は何も言わず、ただ女の子の少しふわふわした短い髪を撫でている。
「ふふっ」
髪を撫でられて、猫みたいに、フニャっと微笑んだ彼女。
女の子の小さな胸が、息をするたびに膨らんだりしぼんだり。
その鼓動も、息をする音も、すべて男にじんわり伝わっていく。
男もまた、幸せだった。
ふと、男がいたずら心で、彼女の唇に、自分の唇を近づけてみた。
でも・・・女の子の表情を見たとき、男が動きを止めた。
「・・・あ。」
女の子はすやすやと眠っていたのだ。
「・・・ウマシカめ。」
男は彼女を抱きかかえ、そっと布団に乗せて、毛布をかけてあげた。
そして、女の子の口元が濡れないくらい、優しく・・・ほんの軽く、唇を合わせた。
「おやすみ。」
きょうも、何もかもが、暖かい。
・・・ごめんなさい。少佐です。
暇つぶしに書いてみました。はい。
駄文失礼しました…。