アメリカ看護師(RN)になって働くまでの大まかな流れをお話しします。

現在、日本の看護師免許は日本国外では通用しませんが、
日本で看護の学校を卒業されている方は
アメリカ看護師になるための試験の受験資格がもらえます。
正確に言うと、「看護の学校を卒業」ではなくて「看護分野の履修」ですが。

日本で看護分野を履修していなければ、
アメリカの大学などに行って看護分野の履修が必要です。

なので、日本で看護分野を履修した方の方が早く
アメリカ看護師に近づけるのかもしれません


アメリカ看護師になるための試験をNCLEXと呼びます。
正式名称は・・・
National Council of State Boards of Nursing Licensing Examination です。

このNCLEXに合格をしただけでは、アメリカ看護師として働くことはできません。
なぜかというと、アメリカの市民権がないと合法的に働けないのです。
外国人がその国で働く場合、働いてもいいですよ
という証明をもらわないといけません。
この証明にはグリーンカード(外国人のための労働許可証)が必要で、
グリーンカードをもらうためには、審査を受けて英語試験合格が必須です。
そして就職場所を見つけて、働ける環境も準備しておかなければなりません。

簡単に言うと、

・アメリカ看護師試験NCLEX合格
・労働許可のための審査、英語試験合格
・就職先の確保


必須条件で、グリーンカードを申請します。

グリーンカードをもらわないと、アメリカ看護師免許証は手にできません。

そして厄介なのが期限付きということです。
NCLEX合格後3年以内にグリーンカードをもらわないと、
NCLEX合格は取り消しになります。
そして、グリーンカードはいつでも申請できるわけではないそうです。

これらを全てクリアして初めてアメリカ看護師として働けます。
が、クリアして働いてからも大変です。
日本とは違って、アメリカの看護師免許はこれまた期限付きだからです。
看護師免許を数年後毎にテストを受けて更新しないといけないのです。

なんだかとっても大変ですよね・・・。