アメリカで患者さんの看護に携わっている人達は次のように分類されます。

1.Nursing Assistant
2.Licensed practitional Nurse(LPN)
  Licensed vocational Nurse(LVN)
3.Registered Nurse(RN)


日本式に当てはめてみると、1が看護助手、2が準看護師、3が正看護師
になります。

でも、日本と違う点もいくつかあるのでそれも含めながらお話しますね。

1.Nursing Assistant:看護助手
患者さんに対する世話の中心的な役割を果たします。
患者さんに対する世話っていうのは…
・お風呂介助  ・移動介助  ・食事介助  ・トイレ介助  ・歩行介助 
・物品補充  ・身長、体重、飲水量、排水量の測定  ・検温 など


2.Licensed practitional Nurse/Licensed vocational Nurse
                              (LPN/LVN):準看護師

地域によってLPNと呼ばれたりLVNと呼ばれたりします。
Nursing Assistantができる行為にプラス・・・
・吸引  ・包帯交換  ・尿路カテーテル法  
・飲み薬や皮下、筋肉注射の投与 など


3.Registered Nurse(RN):正看護師
LPN/LVNができる行為にプラス…
・患者さんの状態の評価  ・ケアの計画  
・患者さん指導  ・静脈注射の投与 など

患者さんの状態からNursing AssistantやLPN/LVNに
受け持ちを割り当てたりもします。

違いについて、アメリカの看護の専門性は高いと思います。
例えば、私が日本で働いていた頃は雑務が多くって
「これ看護師の仕事?」と思えるような仕事もしていました。
それに比べて、アメリカでは役職に見合った仕事を割り当てられてると思います。

日本の看護助手さんは患者さんの世話はしませんし、
Nursing Assistantは看護資格ではないですが、患者さんの世話をする
ということでトレーニングと試験を受けないといけないそうです。

LPN/LVNやRNは看護資格にあたり、RNになったあとはさらに
Practitioner Nurse(看護治療士:患者さんを診察したり、薬の処方ができる)
などの上級資格にも挑戦できます。
もちろん専門性が高いぶん責任は重くなりますが、
休みなどしっかりとれてお給料もいいみたいです。
日本での看護師の給料は思ったほどよくないし、その上残業も多い病院が多くて
割にはあってないので、キャリアアップを目指す日本の看護師さん達はアメリカ
看護師に憧れるはずですよね。


では、どうやったらアメリカの看護師になれるの?っていうところをこのブログで
お話ししていきたいと思います。