忘れていはいけないこと  ~ごめんねそしてありがとう~ | *** 桜の花が咲く頃に ***

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子育ての答えは1つじゃないんだね。
だから、自分に合う答えを探そう!
「いいからいいから!」
子供に教わった言葉を胸に子育て頑張ってます♪


*** 桜の花が咲く頃に ***-娘の火傷



忘れてはいけないこと ~火傷の名医に出会うまで~はコチラ



娘に火傷を負わせてしまって3日目。

小児科の先生から紹介された

Y皮膚科へ行きました。




私:「娘の火傷は治りますか?」



先生からガツン!!と一言!!



「治るようにこれからしっかり治療することです!」


「大変だけど、毎日消毒してしっかり治療しないと!!」


「女の子なんだからしっかり見ておかないと!!」



と、ありがたいお言葉を頂き

真摯に受け止め、これから子育てに精進したいと

思った次第です。


前病院では年齢とともに皮膚移植は

避けられないという診断だったんですが。

そういうことはまったくおっしゃらずに

治療を始めて、

これでよし!!

な、感じでした。

治療も今までの3ヶ所の病院とはまったく違って

水ぶくれでグローブのようになった指を

消毒し、丁寧に薬を塗り、

1本1本の指を、別々に

しっかりと離して

薬のべったり付いたガーゼを巻き

その上から何重にも包帯で強くぎゅ!!っと

グルグル巻き。


そうしないと、すべての指と指がくっついてしまい

後から大変なことになるそうです。


なので、前回のようなままだったら・・・

と、思うとゾッとしました。


それから毎日通うことになりました。


そのことを、主人の妹に話すと

「その先生!もともとうちの病院(総合病院)にいた先生だよ!」

「うちも治療方法一緒だし、こっちが近いんだから

コッチにおいでよ!」

ということで、距離的に半分になった

S保険病院の形成外科へ通うことになりました。




*** 桜の花が咲く頃に ***-娘の火傷



毎日、消毒に通いましたやったあ

子供コーナーもあって、毎日おもちゃで遊べて

娘も楽しそう!

毎日のことなので看護師さんとも

仲良くなったね!


もちろん、消毒の度に



うぎゃ~~!!



大号泣!!の娘汗

しっかりぎゅ~っと抱っこして

ぐるぐる巻き巻きのお手手に大変身です。

そして、テープをペタっとはってもらいます。

そのテープにはアンパンマンの仲間達が

書いてあります。


「今日はアンパンマン!anpanman*だよ~!」


「わあ!今日はドキンチャン!ドキンちゃん




そんな時、高校卒業以来の同級生に会い・・・

その同級生の4人目の娘さん5歳も火傷で

消毒に通ってるとのことでした。

ストーブで右腕がベラッとなっちゃったらしく。

とてもかわいそうでした。

いろいろ子育てのことなど

昔話など話しながらの毎日でした。


Mちゃんも綺麗に跡がなくなりますように!




ある日、病院の消毒が終わって

スーパーで買い物していると

娘のぐるぐる巻きの手を見て

家族連れのばあちゃんから(60歳代くらいかな)


「うわ!ひどい!こんな小さな子に!!!

かわいそうに・・・

なんて親!!最低だね!

あんた!(自分の娘に)良く見てなさい!

あんな親にはなりなさんなよ!

ああいう親がいるから、子供を殺すんだ!!」


そう言われたことを今でも忘れません。

涙がでそうになりました。

悔しくて。悔しくて・・・

そうじゃない!!

と、追いかけて言ってやりたかったけど


実際、私がしてしまったことは

そう、言われても仕方のないことなんだよな。

世間はそういうふうに見る人もいるんだよな。


と・・・

だからこそグッとこらえて

我慢しました。

言い返したところで

何もかわらない。

私の心には大きな穴が開いたように苦しかったけど

私は負けない!

娘のことを一番に思ってるんだから!!

そう思い直して・・・



2か月ほど通ったときには

火傷したの?どこが?

というほど綺麗になりました。

でも、火傷は治ったからといって

今すぐに、完治しました!と、言えるわけではなく

半年後、1年後、などに経過観察した方がいいとのことでした。

が、1年経った後も、今も、綺麗に成長中です。


良かった。

ほんとに良かった。


でも、いつ何があるかわからない。


責任を持つ。


親としてはもちろん

子供を育てる

ということの意味を

ほんとに真剣に考えた出来事でした。

自分の子供であれ、

人、ひとりの命を守らなければならない

この、重みをほんとに真摯に受け止めて

これからの子育てを

私なりに頑張っていきたいと思います。


娘の右手も

もう、完全に治りました。

1年と半年経ちましたが

まだ安心は出来ませんが、このまま

かわいいお手手のままでいてほしいです。


いろんなことを思い、考え、いろんな方との出会いもあり

さまざまなことがあったり。

でも、あなたの火傷は意味あるものとして

母の胸には刻み込まれました。


ごめんね。

そしてありがとう。