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将棋や囲碁の世界では「悪手」という言葉があります。局面において指してはいけない手(駒や碁石を置くこと)を指します。「悪手」により、いままで善戦していた状況を一挙に不利な状況に追い込まれてしまいます。

 

まさに、今回のロシア侵攻は、全世界に対する「悪手」だったと思います。

 

私達日本人は、韓国や台湾、中国の社会情勢や経済についての関心が高い反面、東ヨーロッパの状況を詳しくは知りません。今回のロシア侵攻で、ウクライナという国が同のような状況にあり、ロシアがなぜ、強硬に侵攻したのかを知る機会を与えてくれたと言えます。

 

その結果、様々な現実や、歴史、力関係を知るに至り、一方的にロシアの行動を非難すべきではないとの意見を持つ方々も少しづつ増えているかもしれません。

 

しかし、今回のロシア侵攻は、完全に「悪手」です。ロシア国民にとっても、ウクライナの人々にとっても、全世界の人々にとっても、「悪手」でしかありません。どうしてプーチン大統領が、そこまで、ウクライナ侵攻に拘ったのか、誰も理解できないと思います。

 

どんなに、苦境に陥ろうが、先に手を出した方が負けです。しかも、今回の侵攻後のロシアにとって美しい絵を書く事は出来そうもありません。ロシアにとって良い着地点が見えないのです。この構図は、第二次世界大戦で日本が置かれた立場に似ているかもしれません。窮鼠猫をかむ。後先を考えず、玉砕覚悟の開戦。プーチン大統領も同じ心境だったのではないでしょうか。

 

さて、起きてしまった事は仕方がありません。被害を最小限に抑えながら、事態を収拾する道筋を探さなければいけません。盗人にも三分の理があると言います。ロシアをとことん追い詰めるようなことをすると、第一次世界大戦後のドイツのように暴走しかねません。ロシアには核戦力があるため、暴走イコール、世界の終です。すでに、プーチン大統領は、核戦力について言及しています。

 

プーチン大統領の顔を立てつつ、世界秩序を乱した罪を認めさせる。なかなかタフな交渉が始まると思います。何はともあれ、早く戦闘だけは終わらせて欲しいものです。