おはようございます。本日もお読み頂きありがとうございます。

 

 

私が高校生の時に、光合成についての授業があったことを思い出します。難しい理屈を教えて頂いたのですが、すっかり忘れています。あの四十数年前では、プラントでで光合成が出来るなんて夢にもおもいませんでした。

 

しかし、2030年に大規模な人工光合成の実験が行われると、日経新聞で報じられています。これは凄いことになると思いました。前にも書いた通りキーファクターは水素です。水素の元は、水であったり、オーストラリアの褐炭であったりほぼ無尽蔵に存在します。そして、厄介者とされている二酸化炭素と、その水素を光の力で合成することで、プラスチックの原料を作るというのです。

 

私は、かねてから、二酸化炭素が悪者(不要なモノ)として語られる事に違和感があります。二酸化炭素は、植物の食料です。二酸化炭素の濃度が十分でなければ作物は育ちません。だから、「脱炭素」と言うのではなく、「二酸化炭素管理する」と言い換えた方が良いと思うのです。

 

石油や天然ガスからエネルギーを放出した後に残る二酸化炭素を、もう一度水素と化合させれば、炭化水素になります。これが、地球規模のサイクルです。そして、そのサイクルで処理できる量より多くの二酸化炭素を人間が空中に放出されることが問題なのです。だから、放出せずに元の炭水化物に戻せばよいのです。戻す作業は集中的に管理しながら行わなければ効率的ではありません。だから、火力発電が有効です。火力発電所で発生した二酸化炭素を上手に管理して活用すれば還元サイクルが出来るからです。

 

その技術の一つに、私が一押しの企業である「ユーグレナ」という会社があります。その会社が行っている事業は、和名「ミドリムシ」と呼ばれる藻に太陽光と二酸化炭素を与え、酸素とバイオ燃料、そして、ミネラルやビタミンを多く含んだ食材や化粧品を作ることです。近年、やっと大型プラントが完成して、稼働し始めるようなので楽しみです。実際にテストプラントで生成されたジェット燃料を使って、飛行機が飛んだとニュースを見ました。また、副産物の高栄養食材で作ったクッキーを、発展途上国の子供たちの補助栄養食として食べてもらうため、長年寄付し続けています。

 

このように、厄介者とみなされている二酸化炭素も、きちんと管理すれば、原料となり、循環サイクルを構築できるようになります。管理するという見地からは、電気自動車や水素自動車など、二酸化炭素を排出しない車の普及は理にかなっています。しかし、火力発電が二酸化炭素を発生させるからダメだというのは、論理的におかしいと思います。排出される二酸化炭素を管理して、原料として使えば良いだけなのですから。

 

何事も、表と裏があるように、物事は多角的に考えて行動しなければ、反作用が強く出ます。西欧諸国は、再掲可能エネルギーだけでは、経済活動に必要なエネルギーを賄えない事に今更きづいて、原子力発電を再開しようとしています。

 

日本も、高い電気料金のままでは産業を衰退させてしまいます。だから、今ある原子力発電所をきちんと管理して活用する事で日本の活力を高める事も大事でしょう。

 

原発利用も、誠実に、真面目に説明して、運用に透明性を確保できれば、必ず国民の理解を得る事ができます。諦めず、何が我が国にとって良い選択なのかを、もっとオープンに議論する事が必要だと思います。そして、多角的にエネルギーを戦略を考えるべきだと思います。