おはようございます。本日もお読み頂きありがとうございます。

 

 

円の実力が50年前並みに低下したと、日経新聞で報道されています。いままで、先進国だと勝手に思い上がっている内に、いつの間にか、発展途上国並みの国力となってしまいました。まだ、国民の蓄えがあるので、先進国の体を成していますが、今後の事を考えると、暗澹たる思いがします。

 

では、なぜこのような事態になってしまったのでしょうか。戦後から2005年頃までの日本には、目標とすべき手本の国が存在し、追い付くために教育の在り方から再構築しました。つまり、生産性を上げる為には、小さい時から知識を詰め込んで能力を均一に底上げする教育を行ったのです。その効果もあり、1985年以降は急速に円は強くなり、そして勘違いしてしまいました。日本こそ世界一番であると。

 

しかし、学ぶべき事がなくなってくると、海図を持たない船の如く漂流し始めます。何を目指すべきか、どうすれば国力を維持、向上できるか。その戦略は何で、計画をどうするかを自分の頭で考えられなくなっていたのです。その結果、目先のハエばかり追うような小手先の改革ばかり行って、国家の将来像を見据えた中長期的な戦略を描けずに、内向きな、国内の些末な課題にばかり対応するようになりました。

 

著名な経営学者であるピーター・ドラッカーは言います。『外には成果があるが、内にはコストのみ存在する』と。まさに、日本は、成果を求めず、コストばかりに気をとられていたために、世界の経済成長の波に乗る事が出来なかったのです。

 

しかし、やっと日本人も、世界的に見て異質な政治、経営体制に気付き始めました。そして、それらを正そうとする勢力も見えてきたように思います。私は、特に支援する政党はありませんが、政策一つ一つを精査して、本当に日本の将来に役立つ政策か否かを見極めながら、候補者を選びたいと思っています。

 

私のブログを読んでいただいている方も、自分の頭で、世界の状況を見聞きして、自分の価値観で判断し行動してください。そうすれば、必ず物事はうまく行くし、仮に一度失敗しても、考える頭があれば、すぐに考え直して行動できるので、いずれゴールにたどり着けるはずです。

 

みなさん、日本のために、そして、自分の幸福のために頑張りましょう。