おはようございます。
本日も私のブログをお読み頂きありがとうございます。
経営環境が厳しさを増す現在、生き残りをかけて様々な対策を講じていると思います。その一つが、コスト削減です。
従来のDX(IT化)は、このコスト削減にとても効果がありました。例えば、銀行の窓口業務を考えるよくわかります。昔の銀行は、小さな支店でも常に銀行員が支店内に4~5名以上いました。しかし現在は、半分程度まで少なくなっています。銀行業務ほどDX(IT化)により、業務の効率化(生産性の向上)を実現した業種は少ないと思います。
しかし、この先は、支店内の人員をこれ以上減らす事は困難になっていきます。つまり、支店を運営する為の最低人数に達してしまったのです。これからもっと効率化するには、物理的な店舗数を減らすか、銀行業務以外の業務、例えばコンビニを併設するなどの多角化を推進する方法しか残っていません。
では、一般的なバックオフィースの状況はどうでしょうか。大手生保などのバックオフィース のDX(IT化)は、大きな成果を生みました。AIの機能により書類のデータ化を機械化できて大幅な人員削減を成功させました。同様に、労働集約的な作業は、どんどんイメージング(書類のスキャニング)して事務を集中化して、急速にコスト削減を果たしました。
しかし、中小企業がDX(IT化)によりコスト削減できるか?と言えば、少々厳しい面があります。なぜなら、大企業のように、同質、かつ、大量の仕事が存在せず、少量、かつ、多種類の仕事が殆どだからです。だから、DX(IT化)して作業の効率を上げても、社員を減らす事ができません。つまり、社員をコストと考えいるうちはDX(IT化)に踏み切れないのです。
では、社員はコストではないとするとどう考えたらよいのでしょうか。
それは、戦力です。
過去、事務を行っている「事務員」は、その勤務時間を事務処理するためだけに使ってきました。その事務がDX(IT化)により生産性を向上させて早く、確実に処理できるようになり、手が空くようになっても、事務所の最低限必要な人員以下にする事がきず、ただただ時間を浪費させるか、正社員からパートタイマー契約に切り替える事くらいしか方法が見つかりません。
実は、この事務員に対する常識が問題なのです。
企業が企業として存在するには、『成果』を生む必要があります。成果とは、通常、『利益』を指します。その利益は、社内から湧いてくるわけではなく、必ず『外部』からもたらされます。つまり、顧客の創造が企業が存在できる元なのです。
従来から事務職は、裏方として顧客創造を担う渉外担当をサポートしてきました。そして、これからも、その仕事は残ります。でも、実際に事務に投入する仕事が減れば、余った時間をもっと渉外担当者の助けになる仕事に時間を投入することが出来るはずです。いや、投入すべきです。
では、どうすれば事務の方の余った時間を渉外担当者の戦力化につなげられるでしょうか。
その答えは、渉外担当者の担っている仕事のサポートです。つまり、事務のDX(IT化)により生まれた情報を整理したり、営業職に役立つ情報を提供したり、営業の方が作っている書類を肩代わりするなどして、渉外担当者が使える営業時間を創ってあげたりするのです。
そうすれば、必ず成果が生まれます。新しい職務を担う働く事務員も、単なる事務整理の仕事から、渉外担当の役に立つと実感できて貢献感を感じる仕事にシフトすることで会社に対するロイヤルティー(愛着)も醸成できることでしょう。このように、DX(IT化)は、単なる人の削減と考えるのではなく、企業活動のチーム化を実現するために必要な投資だと考えるべきだと思います。
また、だれも、反復作業を楽しいと感じる人はいません。今日1000枚の伝票を処理しても、明日また、1000枚の伝票が集まってきます。その処理を黙々とこなす職場に希望をかんじるでしょうか。私は、沈鬱な気分になります。
だからこそ、単調な作業を機械に任せて、もっと生産的で、組織と人に貢献できる仕事にシフトすることも大切です。そういった観点からもDX(IT化)を考えてみると、投資意欲もわいてくると思います。
終
