おはようございます。
本日も私のブログをお読み頂きありがとうございます。
さて、本日のお題は「再びみずほ銀行について考える」です。
前回のブログで、現場の混乱や苦悩について書きましたが、障害も収束して、現場の技術者も一息ついている所ではないでしょうか。本当にお疲れ様でした。
しかし、障害の真の原因を追究する作業は、これからが本番です。金融庁も、経営体質の問題に鋭く切り込んでくるでしょう。
そもそも、現場の危機感を経営側が知らない、又は、知っていても軽視してた結果が、今回の障害の原因であることを、まだ、頭取以下、経営層が理解していない様子が、記者会見の発言からも見て取れます。
金融庁は、その認識の甘さを追求し、抜本的な組織改革を求めてくることは必至です。
そもそも、システムトラブルを抱える銀行における、専門家の地位が低すぎます。つまり、機能と権限の分離が出来ていないのです。
多くの金融機関では、ラインと呼ばれる出世街道は、1本道です。専門的知識が必要なシステム部門でも、部長が生え抜きの技術者が就任する事は稀なのではないでしょうか。
前任の部門が、企画部門であったり、営業部門であったりする場合、システム上の懸念を経営に正しく伝える事ができません。つまり、専門家の言葉を経営に分かりやすく翻訳する事が出来ないからです。
いや、伝える、伝えない以前に、部下に対して「何とかしろ」と圧力をかけてくる事の方が当たり前になっていないでしょうか。
この原因は、単純です。不都合な情報を経営会議で報告すると、自分の地位が脅かされ、次のステップアップへの障害になると考えるからです。
不都合な事実は、隠蔽され、耳障りの良い事ばかりが、上層部に伝わる体質は、組織を腐らせる一番の原因です。
この体質は、トップダウンでしか、変化しません。
さて、システム部門のみなさん。これからは、システム部門も経営に参画する時代です。専門家として、プロフェッショナルとして、知識と人間性を磨き、名ばかりのCIOを排除して、本物のCIOを目指しましょう。
多分、みずほ銀行は、その点を、おおいに突かれて、大々的な組織改革を余儀なくされるはずですし、他の企業も他山の石とせず、組織の見直しを行うと思われるからです。
終



