皆さん、おはようございます。

本日も私のブログをお読み頂きありがとうございます。

 

さて、本日のお題は、『システムとは何か』です。

 

この辺りのお話は、様々な角度から検証し、提案していきたいのでシリーズ化できたらいいなと思います。

 

さて、本題です。

 

この世の中、全て「システム」で出来ている。

 

私は、こう考えます。システムというと、コンピュータを使って何か難しい事をするものだと感じる方も多いですが、少し違います。

 

「システム」は、もっと身近なものです。言い換えると、段取りや工程、マネジメントなど全てが「システム」なのです。

 

 

例えば、小学校での給食を考えてみると、あの短いお昼休みの時間内に、配膳、食べる、後片付け、を行わなければいけませんね。その、作業を滞りなく進めることが、本来の「システム」の意味なのです。

 

この一連の仕事を円滑に進めるために、人の配置(係を決めたり、配膳を取りに行く順番を決めたりする)や、スケジュール(何時から給食を作り始めて、何時までに完了させるか)、時には、エレベーターによる事前配送(機械を使って作業を効率化する)など、色々と知恵を出して、マニュアル化して運用する。これこそが「システム」です。

 

 

しかし、いつしか、「システム」イコール「IT化」にすり替わってしまいました。自分たちの行ってきた「仕事=システム」が古い、旧式、低生産性と断じられ、現場力を軽視するようになりました。

 

これは、はっきり言って間違いです。

 

 

現場力のない組織に「IT」を持ち込んでも絶対に失敗します。

 

断言できます。

 

{IT」は、道具です。今はやりのAIやIOT、RPAなど、英語の頭文字のシステムがもてはやされていますが、それらを検討する前にやらなくてはいけない事があります。

 

 

それは、経営(マネジメント)自ら現場の仕事内容を認知し、その妥当性があるか(ないなら止める)、問題がないか(あるなら対応する)、もっと成長するには何を成すべきか(未来を見据えた戦略)、を認識する事です。

 

経営(マネジメント)が「これでいい」と考えてしまえば、今の状態は変化しません。成長できません。

成長しなければ、社員も会社のステークフォルダ全てが不幸になります。

 

経営(マネジメント)が、自ら変化を求めなければ、企業(組織)は、絶対に変わらず、現状維持、いや、衰退していきます。

 

 

具体的に、どうすればよいかは、現場を交えて考え、時には、客観的な意見を求めて、外部の人間の意見を聞くことも大切です。

 

しかし、繰り返しになりますが、一番大切なのは、

 

経営(マネジメント)が

「いまの状態がBESTか?」

と常に自問自答し、行動することなのです。

 

 

ITによる「システム化」は最後の検討課題だと考えてください。