皆さん、おはようございます。
本日も、私のブログを読んでいただきありがとうございます。
本日のお題は「借金」です。
私は、昔、銀行員でした。ほんの1年ほど、貸付係の窓口兄さんをさせて頂いた時の話です。
その当時、まだ、消費者金融が殆どない時代でしたが、普通の銀行では、住宅ローン以外に、資金使途が自由なローンも提供していました。(今も健在ですね)
金利は結構高く、当時は、借りる人が少ない商品でした。
しかし、とある資産家の奥様は、そのローンを借りています。
資産家の奥様が……借金……?
何か事情があるのでしょうが、夫も知らない借金らしく、事情は貸付係の周知の秘密だった様です。
お金を借りると、金利を払わなければなりません。その金利で銀行員が生活できるのですから、沢山高金利でお借り頂くことは、商売上、とても大切なことです。だから、本人が返済出来る限りは、ドンドンご利用頂くのが正解です。
でも、その当時の銀行は違いました。銀行員としての矜持がありました。
だんだん増えてくる借金を前にして「奥さん、このまま借金を増やすと大変ですよ」と私の上司が言います。そして、「まだ、この額ならば、取り返しがつくので、ご主人とご相談したらどうですか?」とも言いました。(少し前から返済が1~2日滞っていたこともあったようです)
後で、その上司に尋ねました。「沢山借りてくれているのでいいお客さんなのに、どうして、あんなこと言ったのですか?」と。
すると上司は、「殺すも慈悲だよ」と教えてくれました。
そして「早いうちに、現状を認識させ、金利を払うお金を減らさないと、あの土地全てを失いかねない。家族も知らない内に、あの奥さんの一存で返済できないくらいの借金を作って、家庭をダメにするかもしれないので、取り返しのつく内に、何とかさせたかったんだよ」と答えてくれました。
借金は、個人が抱えるべきではありません。たとえ、住宅クローンでも、根本は同じです。
お金は、お金を生んでくれる所に使うべきです。価値を創造してくれる所に投資すべきです。住宅ローンも価値を生まずにコスト(税金や維持費)のかかる資産に投資しているようなものです。
一方、わが子の教育や、自分が成長する為への投資のために借金をするのは、意味があります。今、その事を行わなければ意味がないからです。(お金が溜まるまで、大学入学を待つことはできませんからね)
借金は、資産(成果を生むもの)に投資するものと考え、借金は慎重に考えましょう。
終





