逢瀬に向かう車窓から | 鏡の中のあなたと私

鏡の中のあなたと私

今までの人生を振り返りながら、
鏡の中のあなたと私のこと、つらつらと綴ります。

今週も先生に会いに行く為、元気はつらつ?電車に飛び乗りました。


平日は朝から電車に乗りたくなくて車通勤しているくせに、現金なもので逢瀬となると電車愛好家になる。


わがままな生き方かもしれないけど、小さなわがままくらい並べられないとシニア世代を風切って歩けないよね。


だって…


いっぱい我慢してきたこともあるもん。


瘋癲の寅さんのように生きられた人は一握りで、多かれ少なかれ苦労の一つや二つは誰だって背負ってきたよね。


だけど…


若い頃、抱いていた漠然とした将来の不安とは一体なんだったのだろうと思う。


今はね…


漠然とした不安など思い浮かばないけれど、目の前の心配ごとはちょこちょこ目に付くようになった。


だから悩みごとは早めに退治してやろうと思うし、手に負えないようであれば見て見ない振りしてその場をやりすごそうとしてる。


まあ、私の場合、ありがたいことに、先生のおかげで笑い壺を持っているので、


嫌なことは壺の中に押し込んで浄化するまで待てばいいのだけれど.…


この待っている間の時間こそが漠然とした不安の正体なのではないかと思うんだよね。


不安に付ける薬があるとしたら、それは心を揺るがす感動かもしれない。


今週は各地で桜が満開のようで、車内の空気も淡く漂っている。


いつもの年なら散りゆく姿に別れを告げる頃だけど、


今年はピカピカのランドセルと一緒に咲き誇る桜が見れそうだね。


恋しい気持ちに絆されて、咲き急ぐことはないんだよ。


桜は桜…


いつ咲いても美しく、美しいと思う心の水面に映える姿に感動があるのかもしれないなぁ〜(^^)


美月