聞いていたのね・・・ | クリえもんの人間観察 ~ 3rd Stage ~

聞いていたのね・・・

今回の春季大会は区で4位で終わった我がチーム。

試合後、お父さん方が集まって、これから始まるチーム運営についての話し合い兼呑み会が行なわれました。


その中で聞いた、あるお父さんからのお言葉・・・。


「うちの子、もう、朝からはりきっちゃって・・・。なんでも、コーチに『もう、3位はいらない!』って言われたそうで・・・。」



あ、聞かれちゃった?

そんなプレッシャーをかけるのは、何を隠そう、私です・・・。


去年、春の大会3位。今年の新人戦3位。去年から活躍してきたこの子達、もっと、もっと上を目指してもらいたい。そんな思いから、「XXチームに勝つのは、ちょっと・・・」なんて情けない気持ちでは臨んでもらいたくないし、そんな言葉を聞いたら、当然、「いや、もっと上を目指さなきゃ!」と言うようにしていましたが。


今年も、対戦相手が去年の県大会優勝チームと判ると、「準決勝で負けても、3位決定戦で勝てれば去年と同じ成績だな(去年より悪くない)。」なんて言葉がちらほら聞こえました。


もちろん、それを耳にしたおやじ、「ああ?3位?何言ってんの!もう、3位なんかいらないよ。次の試合全力で勝ちに行こうぜ!」とハッパをかけました。


はりきっていた子とは別の子に対してですが・・・。離れたところにいた、はりきっていたその子も聞いていたのね。でも、プレッシャーを微塵も感じさせなかった、そして最後まであきらめなかったプレーはとても賞賛に値します。


大会後の反省ミーティングでは、「全打席、ヒットが打てなかったのか悔しい。チャンスで1本出なかったのが悔しい。」と言っていました。

負けた試合のあと、1日、いや数時間も経たずにヘラヘラ笑っていた師匠の代。「だって、仕方ないじゃん。」なんて言葉は全く聞かれません。


きっと、次の大会に向けて、新しく挑戦する気持ちが沸いてきていることでしょう。

今回の大会で見えた立ち向かわなければならない自分の壁・・・。各自よく考えて次の大会を目指していきたいと思います。

いい感じのチームになってきたなぁ。