毒々さかな | クリえもんの人間観察 ~ 3rd Stage ~

毒々さかな

この週末は雨にたたられ、予定していた練習試合も中止となりました。

とは言っても、もともと練習参加ができない状況でしたが、幸運にも土曜の夜から日曜日はフリーに。


久しぶりに師匠と海釣りへ・・・。

現地に着くと、なぜか晴れ間が?さっそく仕掛けを作って、一投。それまでの悪天候の影響か、波は荒く、ぜんぜんあたりもなし。


「こりゃ、釣りにならんなぁ。帰るか・・・。」と声をかけたところ、師匠の竿に当たりが来ました。


引き上げると、15~20cmくらいの魚がかかっています。師匠、大喜び。「なまずだぁ~!!」


ん?待て待て。海でなまず・・・。


それって・・・。


コンズイ


でしょ。


魚を手づかみしないように注意して、おやじ、いそいそとかばんからペンチと針外しを取り出し、ゴンズイに触れないように針をはずしてバケツへ。


「これ、食える?(^_^)」


いや、それは食えるけど・・・。今回はさばく道具もないし、ゴンズイ触りたくないし・・・。


いまからおよそ20年前。「おさかなキラー」という網(ネズミ捕りかごの魚版?)が売られていました。

おやじは、釣りをしている間、何かかかればいいなぁ、なんて思って海に沈めていざ帰る時に引き上げてみると・・・。かごの中でうようよと十数匹のゴンズイ。なにも知らなかったおやじ、かごから掴みだそうと手を突っ込むと、友人から「それ、毒針あるから手をいれるな!」と注意され、あわててかごを海にどぼ~ん。

そのかごは「ゴンズイキラー」という名で語り継がれています。


思えばあれ以来のご対面でした。バケツの中を泳ぐゴンズイ。ひげがなんかかわいい・・・。この縞模様も、可愛いと言えばいえなくも・・・。


最後に師匠、バケツをそっと海に沈め、ゴンズイを逃がしてあげました。


追記

その横で泳いでいたカメ。なんであんなところに?


次の日はメバル狙いでしたが・・・。沿岸には消防車、パトカーが整列。避難勧告が出たため中止となりました。

師匠、「1メートルくらいの波に何ビビってんだろう?」なんて言っていましたが、自然の力は恐ろしいです。

おやじはそうそうにしっぽを巻いて逃げました(^_^;)


被害にあわれた方々にはお見舞い申し上げます。