あきらめたらお終い! | クリえもんの人間観察 ~ 3rd Stage ~

あきらめたらお終い!

この3連休は、師匠の学級がインフルエンザのため閉鎖になりそのあおりで自宅待機。

おやじは、学童の新人戦へ向かうことにしました。


日曜日が1回戦。以前、練習試合では勝っていた相手でしたが、心配なのは試合開始時間と空模様。


朝からどんよりとして肌寒い天気。ましてや、この年代最初の公式戦。緊張などからもうまく身体が動かない?と心配していました。


我がチーム後攻で試合開始。


初回、なかなか良いペースで相手を0におさえ、裏の攻撃手は2点を先制。なんか、予想とはうって変わっていい感じ!!(^_^)。


師匠の代の新人戦は、師匠が前日にキャッチャーに指名され、パスボールあり、盗塁を許すこと多々ありと散々な出来の上に、コールド負けだったような・・・。


さすが、上級生が少ない中、実践で鍛えられている今年のチームはちょっとちがうな・・・、などと思ったのが大間違い。


2回表。エースちゃん、突如制球をみだします。ストライクが入りません。さらに悪いことに、雨もぱらついてきて、グラウンドがぬかるみ始めました。エラーもぽろぽろ・・・。

あれよあれよという間に、9失点・・・(;_;)。ある意味、「これで終わったか・・・」ともとれる点差になってしまいました。下手すればコールド負け。


ようやく2回の表を終わらせ、その時点で雨のため、グラウンド整備が入り、砂が入れられます。え~、条件が違うじゃん・・・、なんて思っていましたが、逆にこの中断がチームにやる気を取り戻させる良い気分転換になったようです。2回の裏には4点を返し、9-6と追い上げます。


しかし、3回。1点を追加され10-6。その裏、無得点・・・。時間は刻々と指定時間に迫ろうとしてます。

4回、おそらくこの回でおしまい。点差は4点。


4回、2番手の公式戦初登板となる子が、相手を翻弄するピッチングを披露。0点におさえてリズムを作ります。その裏、最後と思われる攻撃・・・。

ここから選ぶ、つなぐ、走る、積極果敢な攻撃を展開。4点を返して同点に持ち込みました。


この大会のルールは、特別延長(ノーアウト満塁からの延長サドンデス)。


まずは相手の攻撃。最初のバッター、ショートゴロ。3年生のショート君、きれいな送球をホームに送り1アウト。

次の打者はスクイズ。1点を取られるも、1塁でアウトを取り2アウト。3人目の打者は外野フライに打ち取って、固くなりながらもがっちりキャッチ。なんとか1点に抑えました。


そしてその裏、我がチームの攻撃。まずはフォアボールで同点。そして、先ほど派手さはないものの堅実なプレーでホームで封殺した3年生ショート君。粘った末、きれいにライト前にはじき返してサヨナラ勝ち!

1回戦を突破しました。


相09101 11

自24042x 12


この日、3人しかいない5年生のうち、1人がインフルエンザで休みのため最上級生2人で臨むことになりましたが、よく初戦を突破してくれました。5年生、次の日には間に合うか?期待をしつつ、まったく心臓に悪い試合するな・・・。明日はしっかり頼むぞ、なんて思っていたのも束の間。


この試合、まだまだ心臓に悪い試合の序奏にしかすぎませんでした・・・。


試合後告げられた「エースちゃんのお兄さんがインフルエンザになった。規程でエースちゃんはあしたから5日間はチームに参加できない。休んでいる子もまだ明日は参加はムリ。」


翌日の2回戦は3人の5年生のうち2人が休みとなることが確定しました。相手は、師匠の代ではついに勝つことができなかったあのチーム。どうなることか・・・・。


一夜明け、この日も第一試合。

ピッチャーは5年生唯一残ったキャプテン君。キャッチャーには成長著しい4年生の女の子。


この日は暖かな陽気につつまれながらの試合となりました。

またもやこの日も後攻。初回、0点におさえ、その裏3点を先取。デジャヴのような試合展開。そしてそこまで同じにしなくても・・・・。

2回、制球を乱したキャプテン君。この日はエラーにつぐエラーで、昨日と同じ9点を失いました。

涙目でベンチに帰ってくるキャプテン君。

ところが、おやじがびっくりしたのは3年生君の言葉。「試合はまだ終わってないよ!昨日より点差は1点少ないよ!絶対勝てる!」とキャプテン君を鼓舞していました。


前日の奇跡の逆転を再び信じて、この日も猛攻。涙目キャプテン君、フェンスにワンバウンドであたるヒット。相手投手を翻弄するウエイト作戦。いけいけ、どんどん!あっという間に8点を奪い逆転!特筆すべきは、やはり3,4年生の公式戦初出場組の下位打線。決して良いあたりではないけども、なんとかバットにボールを当てて、それがまた絶妙の回転がかかり守備の乱れを誘います。

走塁もまだまだ怪しいので、余計なオーバーランをしたり、進塁するはずのところを動かずにいたり・・・。これがますます守備を混乱させて、ランナーがたまったところで上位打線へ。いいのか悪いのかはわかりませんが、根底にはあきらめない気持ちがあることが見て取れました。


最終回の4回には、0アウトからランナーを四球で許すも、4年生キャッチャーちゃんのセカンドへのノーバウンド送球で盗塁のランナーを殺し、なんとか1アウト。その後、振り逃げなどもありましたが、結局0点におさえて2回戦突破!


相0900 9

自380x 11


両日とも、応援に駆け付けてくれた応援のお父さん、お母さんは狂喜乱舞!


しかし、この代の子供たち、最初の大会から見せてくれるなぁ・・・。たしかにジュニアチームの時から「あきらめたら終わり!やる前からできない、ムリと言っていたらできることもできなくなる!」とおやじに言われ続けてきたメンバーが揃っているけど、まさかここまであきらめが悪いとは・・・。


なんか、3連休で、どっと疲れが出たおやじです。