なぞのP | クリえもんの人間観察 ~ 3rd Stage ~

なぞのP

土曜日はサッカーで言えば「七夕ダービー」と称される地区まで出向いての練習試合でした。


2年生主体の第一試合の後、1年生の第二試合にいつもの通り中継ぎとして出場予定のはずが・・・。


まず、高速道路で事故渋滞に巻き込まれ、第一試合の開始に間に合わず・・・。

第二試合では、先発君がよもやの炎上で、師匠に出番がまわらず・・・。

第三試合は再び2年生主体の試合で、師匠の出る幕はなし。


ちょっと驚いたのは、第二試合の後、自分の順番がとばされて、次の候補君が投げたことに対してコーチに説明を求めに行っていました。

選手起用については、指導者に一任されるべきものですし、それに口をはさむのはあまり感心しないと考えているおやじですが、試合前に説明があったのとは別な起用方法に納得できなかったのでしょう。


結局、急遽、第四試合が1年生主体で行われることとなりました。

師匠は、久々の先発ピッチャー。


毎回スコアリングポジションにランナーを置く苦しいピッチングが続きましたが、2回と2/3を投げて無失点。前回から、4回と2/3を無失点で切り抜けています。


観戦していた父兄の方からは「あのスピードで、なんで打たれないんだろう?」という疑問が会話の端々に聞こえてきました。

本人は強がりかどうか知りませんが、「並のピッチャーじゃないから」と豪語。どうやら、「並以下(球速)のピッチャー」は、結構打たれない、ということをうまく利用しているようです。

しかも、要所要所では、自分のMAX(90キロ後半?)のボールを投げ込むので、バッターとしては、チェンジアップにやられている気分でしょう(^_^;)。極端に内野フライが多いです。


今回、師匠の敵となって現れたのが、グラウンド設備。周囲に迷惑をかけないため、バッターボックスから審判の後ろまで、まるでバッティングセンターのように覆うネットの存在です。

これならば、ファールボールがフェンスを越えて道路や民家の方に出ることはないのですが、本来、内野フライやキャッチャーフライのはずの打球がすべてファール。


結構、打者の真上のネットに当たった打球が多かったので、アウト3,4個は損しているでしょう。まあ、それでも自分のペースで飄々と投げていましたが、フォアボールを出してランナーを溜めたところで交代。次のピッチャー君は、速球が武器の子でしたから、きっと打者も幻惑されたに違いありません。無事残塁に仕留めて無失点。


内容はともかく、結果は出せたようです。


今回は先発ということもあり、打席も一回。こちらはセカンドゴロでスイングも今一つな状態。すっかりチームメイトに遅れをとっています。


練習を見る限りだと、師匠は「何で打たれない?」「マウンドに上がると雰囲気が変わる」「たまにいい球が来る」「コントロールが良い時と悪い時があって、安定しない」などという感想があるようですが、基本的にみんな「なぞのP」という扱いになっています。

来週は新チームでの初の公式戦。さあ、師匠はどうなるか?別メニューで練習組?それとも、大会に帯同?あ、そう言えば、帯同組はすでに背番号をもらっているはずだから、別メニュー組か。


また、いろいろ感じながら自分で進歩してもらいましょう。