わたしたちにできること | Eternal Odyssey(エターナルオデッセイ)

Eternal Odyssey(エターナルオデッセイ)

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今を生きるための未来服
ファッションブランド・クロノスのデザイナー
カイ・ゴールデンチャイルド のブログです。

詩・ストーリー・製作過程・日常などを綴ってます。

 

 

 

先日、某国の気になっている人にモデルの依頼のメールを送ったらこんな返事が来た。

 

今、ずっと仲良かった友人に裏切られて心がどうにもできない。そのこと以外に仕事をなくし、悪いことが重なり、今ホテルぐらしでこの先どうして良いかわからない。

 

私はどうして良いかわからず、チャットにてただ話を聞くしかできなかった。

 

話しているうちに、向こうの国の夜が明け、彼女は食事をしに出かけた。

 

色々な物事に答えが出てきて、物事が解決に向かい、幸せな人々が多くなってきている昨今、いまだに、世界の中の誰かの中にこういう悲劇がある。

 

こういうとき、私はなんと声をかけたらいいのだろう?

 

ほとんどの出来事は時が解決する。

 

その人にとって解決できない物事は天は与えない、という。

 

時間に身を委ねてさえいれば、物事は自然と自分の都合のいいように回っていくこともある。

 

ただこのとき、その出来事を正に受けているその人のことを思う。

 

気やすい言葉はかけられない。

 

ただできることは、その人の気が赴くままに自由に話し、そのことに耳を傾けてあげることだ。

 

そして、その人が朝の光を浴び、おいしい温かい食事をしているところを頭に描く。

 

わたしも人間として半世紀(!)の時を生きている。

 

今までの間に人を裏切ったことも裏切られたこともある。

 

そして、それが、いかに自分の心に、自分の肉体に、自分の魂に痛いかをよく知っている。

 

何が、何が、それを今経験している人にしてあげられるだろう?

 

50年の経験があってもその答えはいまだにわからない。

 

何が、何が、してあげられるのだろう?

 

遠い国でその人に何も直接してあげられることのできないわたしは、

 

その人を想い、祈る。

 

どうか、この世の知性が、彼女のような思いをしている人を救ってあげられますように。