川瀬有希の独り言

川瀬有希の独り言

田中好子さん、キャンディーズ、岡田有希子さんに捧げるブログ

田中好子さん、キャンディーズ、岡田有希子さんに捧げるブログ
NHKの『ちゅらさん』再放送を堪能する毎日。

田中好子さんの在りし日の姿を、あたかもリアルタイムのように拝見出来るのが何より嬉しい(地上波再放送の意義は大きい)。

物語は目下えりぃ(国仲涼子)が東京の大学受験云々の辺りでまだまだ序盤だが、このエピソードを観ててふと思い出したことが。

大学時代、沖縄出身の同期の女の子がいたな、と。

大学の講義は基本自己選択だが、唯一高校までのように予めクラスが決められていたのが必須の語学(英語)の時間。

男子学生が多い中、紛れるように数人いた女子学生のうちの1人が沖縄から上京したその子。

特別親しかったわけでないし、英語の時以外に接点もなく時々会話を交わす程度の間柄だったが、自分と違って向学心溢れるとても真面目なところが印象的な人だった。

バブル最末期〜崩壊の時期で、今とは違う意味で物価も高かったし、東京での女の子一人暮らしは色々大変だったろう(生活の苦しさは自分もだけど)。

その英語の履修が終了した後は学部が同じというだけで直接的な関わりもなくなり、以来30余年、会う機会もないまま。

すっかり遠い記憶の存在と化していたが、えりぃの姿を見てるうちに何となく脳裏に浮かんできた。

沖縄という以外共通点はないものの、どこかしら雰囲気が似てたからかな。

えりぃよりはもう少しお淑やかなイメージだけど。

風の噂では大学を出た後はNHKに入局したそうで、そういうこともあって思い出されるのかも。

NHKといえば同じく学部が一緒なことに加えバイト先まで同じという仲のいい同期がいたが、彼もNHKに就職、恐らく今でも同局でカメラマンとして活躍しているだろう。

彼とも交友は途絶えたが、『ちゅらさん』を観ていると不思議と大昔のことが頭に浮かんでくる。


NHK・Eテレにて『響け!ユーフォニアム3』の第四回「きみとのエチュード」がオンエア。


本日はサンライズフェスティバルの模様を描きつつ、求の心情を軸に展開。


これまで(アニメの中では)何故求があんな振る舞いをするのか、詳しく説明がなかったので彼のことを摑みかねるきらいがあったが、それは決して性格上の問題ではなかったことが今回明らかとなった。


そこにあったのは求の姉の存在。



純粋に吹奏楽を楽しみたい彼女だったが、祖父・源ちゃん先生との関係で部員の間で良からぬ噂がたち、彼女を精神的に追い詰める。


源ちゃん先生自身は心配する余り良かれと思ってした行為が逆に彼女を、彼女には関係のないところで悩ませていたのだ。


そんな姉は3年前に病気で亡くなっていた。


過去にそういうことがあった後に今度は龍聖の吹部顧問に祖父が就任するとなると、姉の苦悩する姿を傍で見ていた求がエスカレーター進学を蹴ってわざわざ北宇治に入学するのは当然だろう。


月永という苗字で呼ばれるのを頑なに拒む気持ちも分かる。


そんな事情を詳しく緑に語らないのは決して信用していないからではなく、寧ろ亡き姉の面影を見るほどに心底慕っているからであり、それは求の優しさでもある。


そういった深い思いを久美子にだけは打ち明けられる辺り、久美子の信頼は絶大だ。


部長としての信頼だけでなく、久美子の人間性にも信をおけるからとも受け取れる。


相変わらず部のことで連日ため息は尽きないが、いよいよ彼女の部長職も様になってきた。



いつも以上にストーリー性重視の今話、恒例サンフェスのパレード映像はカット。


が、ラストでエルガーの『愛の挨拶』を求の要望に応じ緑と2人でコンバスで奏でていたのでOK。


というより、今回はこの二重奏で正解だと思う。


通常のエンディング曲より今話を締め括るのに相応しい演出だった。




ところで、web予告の段階で佐々木梓のシーンを確認していたのでいつにもましてテンション爆上がり(そばには名瀬あみかまでいるし!)。


そもそもユーフォを知った経緯からして梓は(晴香先輩に次いで)自分にとっては特別な存在。


YouTubeで偶然京都橘高校吹奏楽部のパレード動画を観て魅了される。


→ 色々調べてる中で同校をイメージモデルにした小説があることを知る。


→ その作品・武田綾乃さん原作の『響け!ユーフォニアム』を読もうとするが、橘をモデルにした立華高校編はスピンオフと知り、熟慮の末、まずは本編から読み始める。


→ 映像化されてるという情報がどうにも気になってしまい、読んでる途中でアニメを鑑賞した結果完全にハマる。


こういう感じなので、たとえアニメではほんの少ししか出てなくても梓はお気に入りの登場人物なのだ。


なにせユーフォに出会って最初に名前を知ったキャラだから、当スピンオフの小説を読むのは順番的に遅くはなったが、北宇治の生徒に対するのとはまた違う想いが自分には熱く存在する。


そして今日、サンフェスで立華の部長となった凛々しい梓を目にし感無量。


ていうかこの円陣、完全に京都橘のスタイルだ。



もっと観たいところだが、あくまで北宇治・久美子メインのお話なので・・・。




それと、今日はスタートする1時間前にNHK−FMで「吹奏楽のひびき 〜 下野竜也の吹奏楽LOVE」という番組をやってて、これがなかなか楽しめた。


今回は〈『響け!ユーフォニアム』を聴く〉と題し、劇中の楽曲を紹介。

 

普段は物語の中に溶け込むかたちで耳にしてるから、解説を聞きながら畏まって?曲を聴くと何だか不思議な感覚に陥った。



ということで、毎度のように更なる感想は後日。


エンドカードはいつも通りネタ枠(笑)。




BAYFMで(タイムテーブル表記上)24日25時から「Wave Re:minder − 懐かしむより、超えていけ!−」がオンエア。


今週(と来週)は岡田有希子さんの音楽ディレクターを務めた國吉美織さんがゲストで登場。

DJの太田秀樹さんと共にユッコについて55分語り合った。

色々な話題が取り上げられたが、その中から國吉さんの発言をいくつか・・・




印象は〈静かに熱い感じ〉

歌は〈びっくりするぐらい最初から上手〉

声質は〈アイドルの曲ではなくてポップスと合う〉

『Summer Beach』に関して〈こんなにのびのび歌うのは他に無い。開放された感じ〉




なお番組では7曲がオンエアされ、全曲ほぼフルコーラス(アウトロに若干喋りが被る程度)。

(1)『ファースト・デイト』

(2)『さよなら・夏休み』

(3)『恋、はじめまして』

(4)『ロンサム・シーズン』

(5)『風の魔法で…』

(6)『二人だけのセレモニー』

(7)『Summer Beach』




なかなか充実したトーク内容だったので、気になる方はラジコのタイムフリー、エリア外の方はラジコプレミアムのご活用を。

来週も聴かねば。

4月21日の命日とはまた違う意味で心に刻まれているのが4月25日。


田中好子さんの通夜・告別式はご遺族や関係者だけでなく一般の人の参列も許可された。


そのおかげでただの一ファンに過ぎない自分のような者でも最後のお別れをすることが出来たわけで、あの時のご配慮には今でも深く感謝している。


僕は24日の通夜には行かず、25日の告別式だけだったが、あの日朝から晴れ渡った(そして出棺を待つ僅かな間に降り注いだ雨の)青山葬儀所の光景は今でも忘れられない。


とはいえ時間の経過と共にその日のことに関する記憶が徐々に薄れていくのは避けられないので、それを防ぐ為、少し経ってからこの日を含む5日間(お亡くなりになった4月21日から25日まで)の記録の作成に取り組んだ。


記憶が鮮明なうちに覚えていることは全て書き残しておこうと勢いだけで綴ったので、今読み返すと表現・構成等々拙さが目立つが、その甲斐あって13年経った現在でも色々と思い出すことが出来る。


可能な限り記しておいてよかった。 


でなければ印象的な出来事はともかく、ごく些細なことは忘れ去っていただろう。


老朽化の為あの時の建物は既に取り壊され、目下建て替えが行われている。


全てが記憶の中だけの存在になってしまった今、こうして記録しておいた意味があったように思う。






出棺の際、感謝と祈りを込めて一緒に青い紙テープを捧げた人たちが、今でも全員元気に過ごしていることを心より願う。





『響け!ユーフォニアム3』第三回「みずいろプレリュード」について改めて。


来たるサンフェスに向けての練習で、その厳し過ぎとも思われる麗奈の指導に一年生の間で意見がわかれ、経験者は尊敬心を、初心者は苦手意識を抱くという二分された状態となる。


特にリーダー的立場の沙里は、経験者であるが故に麗奈の指導法を評価する一方、辛くて部を辞めたくなっている同級の初心者を励ますものの、それが逆に彼女らを苦しめているのではないかと悩むようになり、責任感が人一倍強い故に精神的に追い込まれていく。


ここで部長の久美子が二人きりで話し合うことでその苦悩を解き放つ方向へと導いた。


問題自体は必ずしも解決してはいないが、大事なのはその悩みを一人で抱えず私に持ってきてとしっかり受け止めたこと、そして沙里の頑張りを認めてあげたこと。


その誠実な対応に心動かされたからこそ沙里は「あの人が部長でよかった」と口にし、以後はネガティブな考えを振り払い前向きな姿勢に変われたのである。




こういう場を設けられるよう策を練り、ボイコットという過激な傾向を言葉巧みに使い久美子を不安にさせ動かすことに成功したすずめはなかなかの策士とみた。


前回だけ観てると直情的でトラブルメーカーになりかねないとも思われたすずめだが、いち早く一年生の不穏な空気を察知し、悟られぬままに事態を改善に導かんとするところは久美子をして「人は見かけによらない」と言わしめた程。


一筋縄ではいかない部活の実態と久美子の地味ながらも重要な活躍を描く今エピソード。


麗奈のハードな指導スタイルは滝先生への想いに裏打ちされた目標追求にあることを知るが故に、久美子自身彼女を責める気はさらさらない。


他方「全員そろって北宇治」(一人の落伍者も出さないこと)を望む気持ちに揺るぎはなく、これからも折り合いを付けていくかたちで吹奏楽部の運営を続けていくことになる。


誰かを責めるのでなく肯定していくやり方を貫く辺り、まだ自覚はないが久美子にはやはり指導者的素質があるのだろう(後の進路決定へのある種の布石とも言える)。


その直前に、別角度からの変化球が久美子に投げ込まれていたのもポイント。


沙里の自宅を訪問するきっかけとなった、下級生が集団で練習を休んだことに低音パート並びに梨々花の間で動揺が広がってる際、「そんなに大袈裟にすることかな」と言い放った真由の存在はやはり異質だ。




「辞めたい子は辞めて部活から解放されるし、残った子はその子のことを気にせず演奏に集中出来るようになる」


「たかが部活なんだし」


これまで久美子が思いもしなかった価値観であり、現在の北宇治吹部とは相容れない思考でもある。


真由に悪意は露ほどもなく、むしろ純粋にそう信じてるからこそ逆に久美子に(更には他の者にも)ショックを与えただろう。


奏によるやんわりとした口調の「黒江先輩らしくない過激な発言だと思っただけです」が精一杯のリアクションだったかも。


根底にこういう考えを持つ部員が加わったことに、久美子も何かしら思うところはあったろうが、沙里と話してる時に「たかが部活」と言う人もいるけれど・・・と前置きしつつもそれでも歩むことを勧めた辺り、決して悩みに屈しない強さを自らの中にも確認したに違いない。


ただ沙里宅からの帰り道、梨々花に「部長は才能のある子好きですよね」と言われ、かつてあすか先輩が纏っていた特徴に自分が近付いていることに気付き思わず苦笑いしてしまった点は見逃せない。




こうしたメインストーリーの他、第三回も楽しめる場面が随所に。


朝練前、鍵を受け取りに職員室へ行った際「大人になること」云々で滝先生とつい親密に話し込んだ久美子に対し、先生に余計な時間をとらせて邪魔しないよう私だって気を付けてるのにと苦言を呈する麗奈。


それは表向きで、実は羨ましくて嫉妬してるのはありありで久美子も苦笑。




親友にさえそう言わずにはいられない麗奈の、滝先生への想いの深さは尋常じゃない。


その一方、動物譬えが得意な緑に白蛇と言われ、少なからずショックを受ける辺り、繊細というか意外と脆い?




あと例によって久美子の胸の問題。


真由の圧倒的スタイルを見て瞬時に撃沈(笑)。


幻の空を見上げ現実逃避する姿は第一期へのオマージュを彷彿とさせた。


何もそこまで引き摺らなくても。


コンプレックスはかくも根深い・・・。





次回は恒例のサンフェス回で、求へのクローズアップが予告済み。


劇場版『誓いのフィナーレ』では求関連の展開が消化不良な感が否めなかったので、ここでようやく掘り下げられることになる。


原作を読んでないと今までのアニメ内容だけでは確かに彼の態度は理解し切れないだろう(単なるひねくれ者と誤解されかねない)。


4月2日のNHKのラジオに黒沢ともよさんが出演された際に求のエピソードに注目と喋ってたけど、それが遂に観られるというわけだ。


要チェック。