昔、小説を書き始めたが、すぐに飽きた時の文(物語) | S.B.

昔、小説を書き始めたが、すぐに飽きた時の文(物語)

皆で餅をついた。

俺は水掛け係だ。

杵をつく人よりも水をかける人の方が格好いいのである。


ホイサ!ヨッ!ホイサ!

普段は決して言わないようなこっぱずかしい掛け声。

筋肉バカが杵をつく。

俺がこねる。

筋肉バカがホイサ!

俺がヨッ!



・・・・ん!?


いや違う。
俺がホイサ!で筋肉がヨッ!だ。



・・・・


いや、


いや、やっぱり俺がホイサ!だ。うん。


今でも、その思い出を反芻するや、一人でニタニタする。

何気ないその1日のことを何故だか忘れられずにいる。