元日の能登半島地震から

今日で7ヶ月経過しました。

 

 

 

7月は輪島朝市が輪島市内の商業施設の中で再開したり、

のとじま水族館も再開したりしました。

(のとじま水族館は入場料金が安くなっているそうです)

 

1次避難所で生活している人も徐々に減ってきています。

 

 

 

しかし、もう8月に入ったのに、

仮設住宅が全て完成するのは9月~11月にずれ込むとのこと。

 

追加で建設している分遅れているんだとか。

 

しかも、今日の地元新聞の朝刊には

仮設住宅のある土地が津波の被害が出る地域だったり、

土砂災害などの危険もある地域だったりと、

いろいろ災害時に危険がある地域だということが載っていました。

 

仮設住宅は限られた土地に建てるしかないので、

そうなってしまうのかな・・・

 

でも、また大きな地震が起きて津波がやってきて、

仮設住宅が被害に遭ったら大変です。

こういう場合、保障の問題はどうなるんだろう?

 

仮設住宅の駐車場は1件につき1台だそうです。

でも、我が県は車がないと移動できない所が多いので、

基本、1人1台車を持っている感じです。

車を停める場所がなくて困っている人もいます。

 

 

 

災害関連死に認定される人もかなり出てきました。

一番多いのは循環器系の疾患だそうです。

 

人数的にはやはり奥能登と言われる輪島市や珠洲市などが多いです。

私の自治体でも何人か認定されています。

 

 

 

馳知事の

 

「所得が低い人や障害のある人が1次避難所にいる」

 

という発言もありましたが、

あながち間違いではないんですよね。

 

お金があれば家を建て直したり、賃貸住宅に移り住んだりできます。

家具や家電も揃えられます。

仮設住宅に入るにもやはり家具や家電を揃える必要があり、

いくらか補助金は出るとしても、それだけでは足りません。

結局、お金がある人が生き残るって感じなんですよね。

 

1次避難所にいれば住居環境としてはしんどいかもしれませんが、

食べ物には困りません。

仮設住宅に入ってしまうと、食事は自分で調達するしかないです。

 

それに1次避難所だと見守りもあるので、

それで安心する高齢者などもいるんですよね。

 

だから、知事の発言は行き過ぎと言えば行き過ぎかもしれませんが、

内容としては大きく間違っているわけではないのです。

要は言葉の選び方の問題です。

 

 

 

今日、ようやく北陸地方が梅雨明けしました。

仮設住宅はプレハブのものもあるので、

夏は暑く冬は寒いといった過酷な環境に置かれます。

 

今日の朝刊に被災地ではないですが、

今年初の熱中症死亡者が出たと載っていました。

能登は南の金沢なんかよりは気温が1℃くらい低いのですが、

この暑い時期でたった1℃の差ですから、

正直言って体感的にはあまり変わりません。

この酷暑の夏をどう乗り越えるか、が問題です。

 

仮設住宅で熱中症でやられる人が結構出るのではないか、

と心配です。

 

 

 

来月にはどんな進展が見られるんだろう?

暑さは治まりそうにないんだろうな・・・