家の理想を全部吐き出す
工務店さんにプランを作ってもらうに当たって、
役に立ったのがコツコツ書き溜めておいた
「家ノート」でした。
丹羽修さんの「家を建てたくなったら」を参考に、
家に関する希望、逆に嫌なことを、
実現可能・不可能問わず書き出しておいたものです。
家族全員で書くのが良い、とのことです。
私の実家は、父が事前に何にも言わなかったせいで
建ててから「ベッドは嫌」ということが発覚して
フローリングに布団で寝ることになっていました。
人によっては「普通でいい」「特殊な希望はない」
と言われるかもしれませんが、
物の量からタオルの使い方まで「普通の暮らし」も
千差万別ですから、できる限り全員全力で暮らしの
イメージを固めた方が良いと思います。
大きな理想・小さな理想
・自然素材を多く使う
・外壁は白系+木
といった大きなことから、
・洗濯機は残り湯が使える場所に
のような細かくて生活感丸出しのことまで
とにかく気がついたらなんでも
メモしておきました。
本を読んで気になったことも、
本にふせんを貼るだけでなくノートの方にも
写していました。
そうでないと忘れてしまうので…
私からは
- リビングにパソコン作業スペースを設ける
- リビングに畳スペースを
- 膝に優しい床材、無垢の木
- 回遊動線
- 寝室は和室
- トイレ、洗面、お風呂はまとめる
- 景観のいい窓(南側にこだわらない)
- なるべく小さい家がいい
- 子供が遊べる屋根裏
あたりがメインの要望です。
夫からは
- こたつが置ける
- 薪かペレットストーブ
- 寝室は和室
- 本棚がたくさんほしい
などが出ました。
他にも
- アコーディオン戸が嫌いなので全て開き戸にしたい
- お風呂とトイレに窓がほしい
- 玄関外に荷物かけがほしい
といった細かなことや、
- あちこちに居場所がある家がいい
- ソファがなくてもくつろげるリビング
- デッドルームが無い家
などのフワッとしたことまで色々出ました。
最初に書いておいた、過去の家遍歴が生きています。
デッドルームは実家時代のトラウマです。
デッドスペースを通り越してもはやデッドルーム。
なんならリビング全体がデッド。リビングデッド。
そういう場所のない生きのいい家を作りたかったのです。
このメモの数々は、
工務店さんにプランを頼む時の住宅調書への回答や、
見積もり後に予算を削る際の優先順位付けに
とても役に立ちました。
土地探しにも役立つと思うので、
家づくりを思い立ったらすぐに書き始めて
思いつくたび書き出すと良いと思います。