家じまい | 怖いもの見たさ

怖いもの見たさ

いいかげんで、すみません。

義母様がこの家に嫁いで

16年経った頃

曽祖父の興した会社が連鎖倒産の憂き目に遭い

我が家は家を手放し

銀行に渡したという

義母様によると

銀行によって

長い付き合いなのでと温情を持って接してくれる所

今までの態度を一変させた所に別れたという。

義母様は自分名義の貯金を隠し持っており

銀行が、嚇そうが宥めようが渡さなかったという

だいたいの人は、家が競売にかけられた場合

元の持ち主に売るらしいが

それを押して買った人がいて

義母様は家を出るとき

呪いと書いて畳下に置いたという…さすが…☆

そんなこんなで、絶対夜逃げしたとか言われたく無かった義母様は

弟名義で近所に家を建てたという

義母様が、亡くなって斎場に運ばれる時

この事を思って涙が出た。

お母さん

貴女が頑張って建てた家を

今月壊します。

貴女が一人で建てた家

私が嫁いだ頃が花でしたね。

庭の大きなアカメ樫が、枯れ果てていました。

赤々と庭に立っていた樫の木

あの木が枯れてから息子が逝き

そして、あなたが逝かれました。

これで良かったのか…いけなかったのか

出来の悪い嫁は

また自問自答しながら

生きてみます…