では、中年のサイクルを
見てみましょう。
前回お話ししたように
天王星のオポジションが
あります。
生まれた時の天王星に
移動している
(トランジットの)
天王星が真反対の
位置に来ます。
38歳から42歳の間には、
刺激的な機会や
精神の危機があり、
これまでの自分、
そしてこれからの自分に
目覚めます。
それは「元に戻す」
ことであり、
苛立たしいことです。
私たちは、
自分の人生に
何か気に入らないことが
あると感じていますが、
それが何であるかは、
通常、正確には
わかりません。
それは落ち着きのなさや
漠然とした不満として
感じられることが
多いのですが、
それは無意識のうちに
始まるゆっくりとした
目覚めのプロセスとして
1年以上蓄積されるため、
「それ」が起こるまで
何が起こっているのか
わからないのが
普通なのです。
それがどんなことであれ、
私たちは常軌を
逸していると感じ、
実際、自分自身に
ショックを受けている
とさえ言えるかも
しれません。
しかし、
この時までは、
ダムに水が
溜まっていたのですが、
ある日突然、
ダムが決壊します。
仕事を辞めて
カリフォルニアに
引っ越すとか、
整形するとか、
車を買い替えるとか、
給料を新しい
スタイルの服に
つぎ込むとか、
そういうことを
言い出すのです。
今まで抑えてきた
人生への暗黙の憧れが、
ミッドライフ・
クライシスとして
噴出するのです。
そう、人生が約80年とするなら、
この年代は、まさしく、
「ミッドライフ」
「人生の真ん中」に
なるのです。
あなたは、その年代から
どう生きていますか?
佐藤 ポーラ