彼に出逢った季節
はじめて一緒に過ごした季節だったから

彼のことを思い出して仕方ない

会いたいな

まとわりつくような蒸し暑い日も

雨が降って涼しい夜も

どこにいっても彼が隣にいたから
ただ楽しかったな

深夜に1人で観る映画が大好きだったのに

彼と一緒にDVDをレンタルしに行って
帰りにコンビニよって
お菓子食べながらみようって
そうやって観る映画がいつの間にか
大好きになってた

ずっと勝てない大富豪も
どっちも負けず嫌いで
なかなか決着がつかない神経衰弱も

もう一緒にすることもないから

今夜はいつもより
彼を思い出してしまって寂しい

彼が今日何をして過ごしたのか
知る由もない

今年の夏は誰と過ごすんだろう

会わないことが
当たり前になっていけば

少しは楽なのかな

それすらも
まだ忘れたくないから

痛いままでいいから
もう少しだけ

彼が隣にいないことを
当たり前にしたくないな