こんばんは。えたママです。


今日もパパにサポートされて、
なんとか過ごした一日でした。


本当に家族に迷惑をかけてばかりで、
えたのことも、
色々やってあげたいのに、
途中で苦しくなったりして、
結局やり半端のままお願いしたり、

もっと遊んであげたいのに、
言葉が通じなくて、
えたが困った顔をしたり。

えたはしんどそうな私を見ると、
「まぁまだいじょうぶ?」

と心配してくれて、
すごく寂しそうな顔をします。


困るといつも誰かがサポートしてくれて、
なんとかなります。


今日は週末でパパしかいないから、
パパが全面サポート。


えたも見なくちゃいけないし、
私のこともやらなくちゃいけないし、
パパ大変じゃないかなって、

お昼に薬が切れて痛くなって、
ベッドに横になったとき、
パパが忙しくする様子を見て、
悲しくなってきました。


入院した方が、
家族は楽なはずだから。

こんなに迷惑かけまくって、
私のわがままだけで家にいるんじゃないかと思えてしまって。


お昼が終わって、
私も落ち着いて、
パパがゆっくりできる時間になって、
パパをベッドに呼びました。


「パパ大変だよね?私入院した方が、パパ楽だよね?」

と聞いてみました。

するとパパ即答。
「何言ってんの。大変じゃないよ。俺意外と幸せだよ?頼むからそんな話やめてくれ。」

と。

どう見たって大変なのに。

私がパパなら、
しんどくなってしまうだろうに。

パパは半分怒って、
「そんな考え方しないでよ。
病院で入院中、毎日面会時間終わりで帰るとき、俺は俺なりにすっごい寂しいんだから。
あんな気持ち毎日するなら、家にいてくれた方がいい。」

と言いました。

「でも家にいたって何もできないし、迷惑しかかけてないから。」

と答えると、

「それでも家で見てられる方がいい。家に居てくれる方がいい。」

と。

パパらしい言葉に涙が溢れました。


病院が入院しなさいと言えば、
もちろん大人しく従うつもりだけど、
こちらから入院させてくれと言ううもりはないそうです。


絶対大変なのに、
意外と幸せだと言い切るパパ。

パパはいつも、
私の絶対的味方で、
私を全身で支えようとしてくれる。

普段人にはけっこうつっけんどんで、
決して優しい人には見えないのに、
ズバズバっと、
他人にはなかなかなこと言っちゃうタイプの人なのに、
私とえたには、
すごく優しくて、
私を中心に考えて、何でもしてくれます。


私が泣いてると、
めったに泣かないパパなのに、
泣き始めました。

なんとなく、
今までお互い避けてきた話を、
そのままの流れですることになりました。


えたも参加したくて、
ちょいちょい遊びにくるえた。

でもなんとなく空気を察したようで、
そのうちひとり遊びをしてくれました。

本当にいい子です。


「オプジーボは効いてないんだろうな。」

とパパ。

たしかにオプジーボ以外の治療をしなくなってから1か月、
あまりいい兆しが見えていません。

痛いところが増え、
入院し、
薬も増えて、
体調も優れない日が増えています。

「今度主治医先生の診察は俺も行くけど、
効いてないなら新しい薬を始めてもらっていいのかなって。
ホント悔しいけど、悪いことも考えちゃうよね。」

パパは泣きながら、
いいことばかりとか、悪いことだけとか、
考えるわけにもいかないんだと話し始めました。

考えないようにしたいけど、
最悪のパターンも考えちゃうそうです。

「私死ぬのかな。」

と聞いてみましたが、
パパいわく、主治医先生からそのような話は出ていないみたい。

でも私としては、
もしそんな話が出るなら、
必ず私の耳にも入れてほしいと思っています。

死ぬまでにやらなくちゃいけないことがいっぱいあるので。

だから、余命宣告されるなら、
ちゃんと教えてほしい。


みなさんは死ぬまでにやりたいことありますか?


意外と考えると、
そんなに出てこないものなんですよね。

体調がよければ、
たくさんあるのですが、
今の体調だと結構限られます。


身体が元気なら、
旅行で行きたいところいっぱい。

沖縄でシュノーケルもやりたい。

富士急ハイランドに行って、たくさんジェットコースターに乗りたい。

バンジージャンプとか、
スカイダイビングとかもやってみたい。


えたとやりたいことは、
新幹線にたくさん乗りたい。

鉄道博物館に行きたい。

飛行機に乗りたい。

海で泳ぎたい。



パパとやりたいことは、
いつも2人で行っていたあちこちのお店で、
たくさん飲んで食べてをしたい。

2人でデートしたい。




でもこれ全部、
今の私には難しい。

それ以外でできそうなこと。

友達に会いたい。

ずっと会えていない友達にも会っておきたい。

えたに手紙も残しておきたい。

遺影の写真を撮っておきたい。


などなど。


私が死んだ後のことも、
パパに頼んでおかないと。

とりあえずLINEに名前が入っている人や、必要そうな人には連絡をしてらもらうこと。

このブログの最後は、
パパがご報告で閉めること。



という事務的なことのほかに、

えたをとにかく頼みますということを。

私がいなくなっても、
私の両親にはたくさん甘えてほしい。

きっと両親も、
えたも、
そうしたいだろうから。

なんとかえたが自分で道を決めて、
自分で歩いていけるようになるまで、
お願いしますと伝えました。

「お前がいなくなったら、パパ生きてく自信ないけど、えたいるからな。えたのためって気持ちがあれば頑張れるよ。」

だそうで。

「また嫁さん探すの?もう無理だよ〜。」

と泣き笑いしながらパパが言いました。



そうかぁ…えたにはママがまだ必要だもんなぁ。

正直そこはあんまり考えていませんでした。


本音の本音の本音は、
パパにとって私が、最初で最後の嫁であってほしいし、
えたにとって私が、世界で1人だけのママであってほしい。

でも、
2人の幸せを考えたら、
絶対新しい奥さんとママは必要です。


だからそこは、パパに任せます。

パパとえたの人生なので。

どうかどうか、幸せに暮らしてほしい。

死んだ人のことはいったん区切りをつけて、
生きてる人が人生を楽しまないといけませんから。




なんて真面目な話を30分くらいして、
おしまい!

えたも飽きてきたみたいだし、
それ以上はやめました。




今日えたとお昼寝をしていたら、
えたが私をトントンして、いい子いい子してくれていたそうです。

パパがこっそり動画を撮っていて、
見せてくれました。


それから、
お昼ごはんは一緒に食べられなかったから、
夕飯になって、
「まぁまもいっしょに食べようよぉ。」
と手を引いてくれました。

そして、
「まぁまだいすきよぉ。」

と。



ん〜まだ死ねませんね。

今日はこんな内容ですみません。


明日もパパに甘えっぱなしの一日になりそうですが、
頑張れるところは、
頑張って過ごそうと思います。


どんとこーいっ!