こんばんは。えたママです。


えたも保育園から帰ってきて、
さっそくじぃじとプラレールのDVDを観ています。


週末に実家にお泊まりしたときに、
いとこのお兄ちゃんからDVDをもらったそうです。

電車のみならず、
乗り物大好きなえたはどハマりしまして。


ひたすらプラレールの商品を楽しく紹介するDVDなのですが、
喜んで観入っています。


おねぇありがとう。





いつも私も、
胃ろうから栄養を入れながら食卓に座ります。

目の前で両親とえたが、
モグモグ美味しそうに食べているのを見ていると、
自然とお腹いっぱいになるし、
食べられなくても、
やっぱり楽しい食卓は一緒に囲みたい。


えたの食事のアシストをしながら、
食べたつもりになっています。


ただ、
以前の外泊から、
ずっとホントは食べたいと思っていたものがありまして。


それは、
じぃじが漬けたきゅうりのシソ浅漬け。


夏になると大量に採れるきゅうり。

子どもの頃から、
いつも食卓には必ず並んでいて、
絶妙な塩加減なので私の大好物でした。


今はきゅうりは買ってきますが、
お漬物を買うと高いので、
じぃじが漬けています。



昨日の夕飯、
目の前に、ツヤツヤした美味しそうなきゅうり。


じぃじが食べて、
えたが食べて、
あと一つ、お皿に残っていました。

食べたいなぁ〜…

と心の中でよだれを垂らしていると、
ばぁばが、
「かじってみる?」

と。

食べたそうな顔をしていたようです。

いつもなら断っていたのですが、
この前の主治医先生の話を思い出したのと、
じぃじの漬けた浅漬けへの欲求が抑えられませんでした。

「かじってみる。」

頷きました。


じぃじとばぁばが見守る中、
かじってみます。

ぽりっ。


最初は歯応えだけあって、
何も感じません。


ダメか…
と思った瞬間、
ふわ〜っとシソの香り。


そして、
みずみずしい浅漬けのしょっぱさが口に広がりました。


きゅうりの香りもして、
浅漬けの味が、
口の中で繋がりました。


「どう?」

顔を覗くじぃじとばぁば。

「シソ分かる。しょっぱいのも分かるよ。」

と伝えた瞬間、
涙が出ました。

「じぃじの漬け物の味する。」


嬉しくて、懐かしくて、
3ヶ月ぶりに感じた食べ物の味と、みずみずしさがたまらなくて、
涙が止まりませんでした。


「よかったねぇ。よかったよかった。」

じぃじとばぁばも喜んでいます。

「ありがとう。ありがとね。」

ここまで支えてくれたことに、
泣きながら感謝の気持ちを伝えます。

「はじめの一歩だね。
これからゆっくり頑張ろうね。」

とじぃじとばぁば。

もちろんきゅうりはかじった後、
口から出してしまいましたが、
はじめの一歩を踏むことができました。




嬉しい、美味しい味でした。


明日はリハビリのために病院に行きます。

飲水のリハビリできるかな。


まだ喉は痛いけど、
少しでも始められたらいいな。


一歩ずつ、
頑張ります。


どんとこーいっ!