こんにちは。えたママです。
今日は身体の調子がいいようです。
ちょっと汚れていた胃ろうの管を掃除する元気があります。
きれいになって、すっきり爽快です。
昨日、とても温かいコメントをいただきました。
読んで、涙が出て、まだまだ頑張れるなぁと思いました。
お会いしたこともない方なのに、
私のことを気遣ってくださって、
なんて優しいんだろうと。
たくさんの方から、パワーをいっぱいもらって、
どんとこーいっと闘う力を増強させてもらっています。
鼻息荒く、頑張ります。
さて、昨日の記事のセカンドオピニオンの日のことですが、
ちょっとした裏話があったのですが、
いっぺんに書くと、
とんでもなく長い記事になりそうだったので、
今日番外編として書いてみます。
病気のことではなく、職場の話。
セカンドオピニオンの日は、平日だったので、仕事を休まないといけませんでした。
しかし、この週の金曜日は、卒業式です。
もちろん卒業式本番は休めないし、
前々日にやる予行練習も、
卒業証書授与の介添えの任務を任されていた私としては、絶対参加したいものです。
結局、卒業式前日に、お休みをいただき、病院の予約も合わせていただきました。
本当はその日も、最後の学年集会があって、
学年の先生方から一人ずつお話をして、
サプライズで、先生方で歌を歌うことになっていました。
放課後生徒の目を盗んで、
大の大人達が、音楽室で一生懸命練習した歌。
でもその日しかどうにもこうにも予定がつかず、
学年の先生方に頭を下げました。
「先生の分もバッチリ歌うからね!」
本当に素敵な先生方で、
気にせずいってらっしゃいと、笑顔で言ってくださいました。
私の歌パートは、他の先生に割り振ってもらいました。
ただ、学年全員の前でのお話は、もう二度とできる機会はありません。
先生方と相談して、お手紙を書いて、代読してもらうことになりました。
自分が話そうと思っていたことを考えながら、
カタカタとパソコンを叩いていると、
あの子達とお別れなんだ、
もう一緒に過ごせないんだ、
という思いと、
この子達で終わりなんだ、
私の教員生活も終わるんだ、
という思いがばぁっと頭を支配して、
胸がぎゅーっと苦しくなって、
先生もまばらな寂しい職員室で、
一人でメソメソ泣いてしまいました。
結局その手紙は、
隣の席の先生が代読してくださったそうですが、
読んでいる先生が泣いてしまい、
生徒達も大号泣だったそうです。
気持ちが伝わってよかったなぁ。
残念だったのが、
その放課後、生徒達からもサプライズがあったそうで、
全員下校したはずだったのに、
全員実はこっそり隠れていて、
先生方に手紙とお花と、歌のプレゼントがあったそうで、
それに参加できなかったこと。
本当に残念でしたが、そのかわり、
卒業式本番では、
証書授与の介添えという特等席で、
卒業証書をもらいながら、
私をチラッと見て、
ニヤッと笑う、生徒達の顔をたくさん見られて、
とっても幸せでした。
自分の病気と向き合いながら、
何食わぬ顔で仕事をするというのは、
なかなか過酷なことでした。
でも、あの子達だったから、
あの子達といるときはそんなことも忘れて、
最後まで楽しく過ごせたなと思います。
またいつか戻れるのかはわかりませんが、
まずはガンを何とか退治して、
またこんな素敵な気持ちになれる瞬間を迎えられたらいいなぁ。
どんとこーいっ!